第187話 今回は覚えているぜ!
俺はヤーナに揺すられて気が付いた。
あれ?俺はどうしていたんだ?
確か世界樹の頂上だっけ?上に行く事になっていたんだよな?
そして実際ディアナさんは魔法を唱えた。
そして・・・・気が付けば俺は一人で見知らぬ場所に居たんだった!
で、確か・・・・そうだ!俺が死んだって言われた時に居合わせた奴らが居たんだ!
そしてなんだか不穏な発言をしていた気がする。
時空の裂け目だっけか?
そして俺は何だか時間が無かったらしいが、アイテムを貰ったんだな。
で、何処行った?
俺はいくつかアイテムを持っていた。見知らぬアイテムばかりだ。
そして俺の足元にはよくわからん箱が落ちていた!
後で調べてもらおう。
「おお!ヤーナか。すまんな。何かわからんが俺がこの世界にやってくるきっかけを作りやがった連中が居てな。自ら神とか名乗る危ねえじじい共だ。」
「ああ!お姉さまクーンは何処か頭を打ち付けたみたい!意味不明な事を言っているの!」
「待つのだ。おいクーンとやら。
・・・・ディアナさんは何か知っているのか?
「・・・・さっきも言ったが、俺は日本で土砂剛史として生活をしていたが、神と名乗るやつのせいで俺は死んだ。しかもあいつ等は時空の裂け目を修復していたとか言っていたが、その時に俺は巻き込まれた!相手は神と名乗っていたのに俺をミスで死なせて、その上元の世界ではなく違う世界に転生させやがった!」
ハアハア。
いかんつい興奮してしまった!
「ほう・・・・なかなか面白い生い立ちなのだな、クーンとやら。しかもヤーナよ、奴の言っている事に嘘はないようだ。」
「え?ちょっと聞いた事はあるけれど、もはや訳が分からないわ!つまり前世の記憶を持ったまま転生したって事よね?」
あれ?そうなるのか?ヤーナからしたらそうなるんだろうな。
「しかも10歳になるまであいつらのせいで前世の記憶を思い出せないまま生きて、10歳から記憶を思い出させるとか鬼畜だよな!もはや邪神だ邪神!」
「そう神を責めてやるなクーンよ。あれらは時空の裂け目と言っていたか?実はこの世界は崩壊しかけていてな。世界樹が何とか支えていたのだが、それもそろそろ限界に達しようそしていた所だ。そこにクーンがこのアイテムを持ち込んだ。これはどういう意味か分かるか?」
「いやさっぱりわからん。それに俺は勇者じゃねえから世界を救うとかそんな大それた事はしないぞ?」
「確かにクーンよ、君は勇者ではない。だがどうだ?ヤーナのヒーローになってみたくはないか?」
ヒーロー?
あのカラフル5人戦隊で、謎のコスチュームを、つまり黒タイツを着こんで硬いヘルメットをかぶって謎の悪者と戦うあれか?
「クーン、きっと何か違うわよ?」
違うのか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます