〇ちょっと待って!それって本当にカクヨム投稿がベスト?
「カクヨム公式Discordに行ってボコボコにされた話」で取り上げた拙作「JuveniLOiD2.0 -ジュブナイロイド・ツー-」を、信頼できる創作者の方に見ていただきました。
その時、まだ冒頭で辿り着いた結論が――「この作品、カクヨム向きじゃないと思います」でした。
要約すると、「ボカロ文化を作品のベースにしていて、選曲の妙もある本作は、異世界転生ものやイチャイチャラブコメが幅を利かせている『カクヨム』ではかなり逆風。なんならボカロ文化に理解のある『pixiv』や『ハーメルン』がベストなのでは?」ということでした。
筆者は「『小説家になろう』は異世界転生ものの総本山でしょう? なら同じ大手でも、投稿するなら『カクヨム』かなぁ」という割と軽い理由で投稿していましたが、その軽い動機が作品のPV数などに結び付いているとしたら……創作者としてはかなり致命的ではないでしょうか。そうならないように複数投稿している方は数多くいらっしゃいますが、管理のわずらわしさから一本に絞っている方がいるならば、土俵を変えることも一つの手かもしれません。
実はこれの前に『NOVEL DAYS』にも一時期投稿してみましたが、更新してもしていなくてもPV数の増加が変わらない徒労感から辞めてしまっていました。これも土俵の妙が絡んでいたのだとすれば、慎重に判断を下さなかった自分の浅慮さに恥じ入るばかりです。
詳しい数字は公表しませんが、『カクヨム』では第一章の山場となる通算第三話がおけらなのに対して、『pixiv』は二次創作でアカウントという土壌を耕していたおかげもあるかもしれませんが、公開して数日、PV数は第一話が一番多いものの満遍なく、早くもいいねが付きました。かなり幸先がいいと言っても過言ではないでしょう。
勿論、言うまでもありませんが、自主企画によって発表の場があり、公募のコンテンストも行っている『カクヨム』が劣っているという話ではありません。実際、『カクヨム』という場でなければ、拙作のうちの一本「ストロベリィ・チョコレヱト・カァニバル」が特別審査員賞を受賞することもなかったでしょう。利用者の多さは、それだけ訴えかけられる可能性のある母数の多さに等しいです。余程コアな作風でなければ、『カクヨム』という場は武器になります。
けれども、今一度自分の胸に問いかけてみてください――その作品、本当にカクヨム投稿がベストですか?
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