第9話

55

陶芸店に帰ったらいろいろなところから花輪や祝電が来ていた。

[すずさん、長兵衛さんを呼んできてくれるかな。][明後日ぐらいに医学賞の発表があるけれど、一応は一部門が決まったのでお祭りだ。それと先日に鯛王国の大使館員が来て国王が神輿を担いで新門一家の人達と酒を飲みたいようだ。


タエちゃんには話してあるけれど、面倒だと思うけど対応をしてくれるかな。仕出し屋にしろ寿司屋にしろ材料の準備があるので、少し日数を取ってあげないとな。それといろいろなところからお祝が来ていますので、お礼を返してくれるようにしてください。][はい、承知しました。準備はしてあるので迅速に進めます。]

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遠州[受賞おめでとうございます。どうぞ一服してください。][ありがとうございます。茶陶展ですけど最初の一週間で完売して、追加で10点ずつで2週目の一週間で、完売。今回は超能力で集客しますので、予定通りに各30個の合計60個を売る予定です。


こんなもんでいかがですか。]遠[これくらいでしたら応援を呼ばなくても対処できると思いますので、よろしいんじゃあないんですか。]


子供達3人が挨拶に来た。

タエ[ノーベル平和賞の受賞の確定、おめでとうございます。4人組はロボ麺の仕事で離れられませんので、代理を兼ねたご挨拶です。][それはどうもありがとう。いよいよ楽しみなお祭りだな。][ミーシャさんも分身で住んでいる陶芸村から来ると言っていました。王宮に泊まるかもしれません。]

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[それはかまわないよ。初めてなので面倒を見てあげてくれるかな。あとは鯛王国の国王か、長兵衛さんに対処をするように言ってあるけど特別なことは無用で普通のまんまでいいのでよろしくね。][そのように父に言ってありますが、驚いていました。]


[そうだろうな。一応国王だから。]

[ミーシャさんから話があると思うのですが、ロシアのホテルの前でおばあちゃんに連れられてきて受け入れた、両親が交通事故で死亡した陶芸家の子供たちはほとんど毎日にミーシャさんのところに遊びに来るそうです。


養子先は決まっているようなんですが、ミーシャさんが面倒を見てもいいようなことを言っていました。それと子供達はまだ養子に行くような話は全く考えていないようです。


私は本人達の気持ちが一番に重要何じゃあないのか、と言っておきましたがどんなものでしょうか。][そうだな。タエちゃんが言うように本人達とおばあちゃんの気持ちも重要だよ。]

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[ミーシャはお金も稼いでいるし気立てもいいので、いいと思うけどね。それに私が後見をするので間違いがないな。ミーシャが言って来たら陶芸村の村長を仲介に正式に話をまとめる。ミーシャの養子で私が後見人かな。そこらへんは法務と話してきちっとするよ。]


サスケ[ノーベル賞一個でもすごいことなのに、部門を替えて2部門に受賞をしたら世界初になるな。]すず[世界のマスコミが押しかけてきますね。いよいよ明日の医学賞発表でその次に源内さんの物理学賞です。源内さんが賞を取ったら会社としていくらか出さないといけませんが、額面は決まっているのですか。]


[そうだね5千万円プラス私が焼いた黄瀬戸一個を付けて、これで1億円以上の価値がある。志野も追加するかな。][まあ、そんなとこでいいと思いますよ。不満は出ないと思いますね。]

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ストックホルムの明日香王国大使館よりノーベル医学賞を受賞の知らせが届いた。二部門受賞ということは世界で初ということだ。


すず[王様おめでとうございます。W受賞ですよ。][これで祭りを思いっきり楽しめる。すずさんいつものあんみつとメロンお願いね。昴とチヨちゃんもカツブシよろしく。]2人[は~い。行ってきます。]すず[はい、どうぞ。王様もこれで世界の名士の仲間入りです。][黒ちゃんど~ぞ。]”ミャーゴ


すず[英国も仏国も候補一位になりながら蹴とばして、かたやノーベル賞2個ですものね。合わす顔もないと思いますけど、英国王室もボケたものです。]


サスケ[ほんとうだな。わざわざコロナを治しに行って肘鉄砲をくらわしたんですからね。][まあ、よその国の悪口はこのへんでお終いにしましょう。]





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