応援コメント

第216話」への応援コメント

  • 神谷と別れ、俺はすぐに携帯電話を取り出し、電話をかける。

    「山崎です」
    「俺だ。桂木だ」
    「遅いですよ。もう日が暮れかかってますよ。何時間、キャンプ場で待たせるつもりですか?」
    「悪いな。それよりも伊邪那美に電話を代わってもらってもいいか?」
    「分かりました。命」
    「妾だ。どうかしたのか? 直接、電話を寄こすとは――」
    「パンドーラに、純也からの強力(協力)を得ることが出来なくなったと伝えてくれ」
    「ふむ……。何か問題でも起きたと?」
    「問題というよりも――。価値観の相違……だと……思う……たぶん」
    「そうか」
    「伊邪那美」
    「なんだ?」
    「人を生き返らせたい。手伝ってくれるか?」
    「どのような理由で、死体になった人間を生き返らせて欲しいのかえ?」