第3話 魔術書と風呂

本に書いてある一節を発すると突然、風が吹いた。

しかも、窓の開いていない屋内で、尚且つ床から天井へと変な向きでだ。

こんなこと普通は有り得ない。物理現象を無視している。

魔法がなければ考えられない現象だ。

すぐさま本を閉じて表紙を確認する。そこには案の定、魔術書と書かれていた。


さっきのポエムみたいな文章は魔術における詠唱の可能性がある。

試しにもう一度唱えてみることにした。


「苦悩を溜し神よ、今こそ解放せよ。我、恵みの風を望む──『ブレイクウィンド』!!」


こんどは一風変えて魔術師ぽく唱えてみた。


すると先ほどと同じように風が吹きあがる。

風の勢いでワンピースが激しくめくれて、パンツがさらけ出された。


間違いない、これは魔法で、この世界は異世界だ。

僕は生まれて初めて心が躍った。


そのまま瞬きもせずにパンツを見ていると不思議と鼻血が出てきた。

男子中学生ではあるまいし、パンツで興奮するとは考えにくい。


もしかすると、魔術の副作用によるものかも知れない。

それか魔力が足らなかった場合もあり得る。

このまま手探りで魔術を使うのは危険だ。次は鼻血だけでは済まされないかもしれない。

ひとまず、この魔術書を読んでおく必要があるだろう。

ゲームを始める前には説明書を読むのと同じように、僕は最初のページから魔術書を読み始める。


  


第一章──魔術の分類

魔力を利用する方法は大きく分けると三種類である。

①属性魔法

②回復魔法

③付魔



回復魔法は生き物の生命力を増大し、傷を治療する魔法。

付魔は魔力で肉体を覆い、硬度及び、身体能力を向上させる術。


※ただし、回復魔法は適正がある女性のみしか会得不可能であり、付魔は逆に全ての人物が常に纏っているが性能には個人差がある。統計的には男性のほうが高い傾向にあり、男女問ず、体の鍛錬により向上する。

よって、適正の有無がある回復魔法や、肉体的鍛錬で変化する付魔については本書で記載していない。


本書では①属性魔法について重点的に説明する。


属性魔法とは火魔術、水魔術、風魔術、土魔術の4系統の属性からなる。

さらに、その難易度によって初等級、中等級、高等級に分かれる。


初等級魔術は魔術の基礎であり、火魔術では小さな炎を生み出す『火種ベビーフレイム』、水魔術では水を生成する『水源オアシス』、時間をかけてゆっくりと突風を起こす『扇風ブレイクウィンド』、土魔術では地面を隆起させる『土凸』が初等級魔術にあたる。

所謂いわゆる、戦闘では使えない初歩的な魔術を初等級魔術と呼ぶ。

ただし、初等級魔術を習得してなければ、中等級、高等級の魔術を習得できない。


中等級魔術は初等級魔術の威力を上げたり、形状を変化させ、兵器化した魔術。中等級魔術は枝分かれのように、多くの種類があり、尚且つ中等級魔術一つを身につけるのには、才能と魔術の鍛錬を必要とする。よって中等級魔術を一つでも使役出来れば魔術師と名乗ることが許される。


そして中等級魔術の中でも繊細かつ多大な魔力を消費する魔術は高等級魔術となる。

その高等級魔術を会得した数少ない魔術師を高等級魔術師と呼ぶ。


さらにその高等級魔術士の中でも圧倒的頂点を最高等級魔術士と呼ばれる。


第二章 魔術会得の流れ


一般的に魔術士は一系統の魔術を極めるのがセオリーである。

つまり、魔術師は一系統の属性魔術のエキスパートを目指す。

それは初等級魔術を会得するだけでも多くの時間と労力が必要であり、他の属性に手を出すよりも一属性を極めたほうが効率的であるためだ。本書でも一属性に絞ることを薦める。


以下の手順で鍛錬を進める。


①自分の系統を一つ決める。

②初等級魔術の詠唱での魔術の会得。

③詠唱を反復し、初等級魔術を発動するまでの感覚を掴む。

④初等級魔術の無詠唱を会得。


中等級魔術、高等級魔術も初等級魔術と同様の手順で会得する。



※魔術鍛錬の注意点

魔術は体内の魔力をエネルギー源とする。

魔術を使うと魔力が減る。

魔力を使いすぎると倦怠感が生じ、体が動かなくなるので注意。

倦怠感を感じたら魔力が回復するまで休むべし。


●○●○●○●○●○●○


『第二章 魔術会得の流れ』を読み終えたところで、僕は魔法を実際に使いたくて我慢出来なくなった。


残りに何が書いてあったか確認するため、残ったページをざっとめくる。


第三章は初等級魔術の詠唱 一覧


第四章は火中等級魔術の詠唱 一覧

第五章は水中等級魔術の詠唱 一覧

第六章は風中等級魔術の詠唱 一覧

第七章は土中等級魔術の詠唱 一覧


第八章  火魔術の特徴

第九章  水魔術の特徴

第十章  風魔術の特徴 

第十一章は土魔術の特徴


最後の第十二章は魔術の歴史だった。


まだまだ見ていないページは沢山あるが、残りは各論ぽいし後々読めばいい。魔術を使うだけならここはじっくりと読まなくてもいいだろう。


さっそく魔術を使ってみようと思い、『第三章 初等級魔術の詠唱 一覧』を開く。


火初等級魔術──『火種ベビーフレイム


水初等級魔術──『水源オアシス


風初等級魔術──『扇風ブレイクウィンド


土初等級魔術──『土凸』


四種類の詠唱文とその魔術の効果が書いてある。


確か、『第二章 魔術会得の流れ』ではまず、自分の属性を一つ決めると書いてあった。

どの属性にすべきか・・・・悩むなぁ

高威力なもいいし、万能なも捨てがたい。風も最初に使った属性もあって運命を感じる。ただ、土もなぁ、地味目だけど一番使い勝手が良さそうなんだよな・・・・・

うーん、悩む。


いっそう全部試しにやってみるか・・・・

んーけれど、しょっぱなからセオリーを無視するのは、ちょっと良くないような気もする。

ゲームで最初に三種類の中から一つ選ぶ相棒を三種類とも博士から分捕るようなもんだし。

やっぱりセオリー通りに進めるべきか。

中等級魔術が一つでも使えれば魔術師らしいので、まずは一つの中等級魔術が使えるようになってから、他の属性にも手を出すか、若しくは一つの属性を極めるかを決めるとしよう。


問題を先延ばしにしよう。


なら、最初に覚える魔術は風魔術だ。

どうやら、最初に使った魔術は風初等級魔術──『扇風ブレイクウィンド』は失敗していた。

魔術書には『扇風ブレイクウィンド』は正面に向かって布をなびかせる程度の風を生じる魔術と説明されている。


なのに、僕の『扇風ブレイクウィンド』は下から上に向かう風だった。

中途半端で失敗したままは何だか悔しいので、『扇風ブレイクウィンド』をまず覚えよう。


属性が決まれば、次は詠唱で魔術を使えるようになる。


数回読んで詠唱は覚えた。次は正面に向かって吹く風をイメージして・・・


「苦悩を溜し神よ、今こそ解放せよ。我、恵みの風を望む──『ブレイクウィンド』」


ダメか、またパンツが見えた。

ちっ もう一度。


「苦悩を溜し神よ、今こそ解放せよ。我、恵みの風を望む──『ブレイクウィンド』」

再びパンツがさらけ出される。


「苦悩を溜し神よ、今こそ解放せよ。我、恵みの風を望む──『ブレイクウィンド』!!」

おはよう、パンツ


「苦悩を溜し神よ、今こそ解放せよ。我、恵みの風を望む──『ブレイクウィンド』!!」

パンツ現る!!


「苦悩を溜し神よ、今こそ解放せよ。我、恵みの風を望む──『ブレイクウィンド』」

どうも、お疲れ様です。


「苦悩を溜し神よ、今こそ解放せよ。我、恵みの風を望む──『ブレイクウィンド』」

(今ここに私が通らなかったか)

はい、何度も

(ばっかもーん!!! そいつがパンツだ)


──────────── 


────────


────


──



●○●○●○●○●○●○


「苦悩を溜し神よ、今こそ解放せよ。我、恵みの風を望む──『ブレイクウィンド』」


・・・・・・・


ダメだ。5時間近く唱え続けているが、正面には風が吹かない。

床から天井に風を起こすことは出来るのだけど、それ以外の向きには風を作れない。


扇風ブレイクウィンド・・・・」

風が床から天井に向かって吹く。どうしても正面には吹かない。

何回、挑戦しても失敗していると、次第に属性選びを間違えたかもしれないと思い始めた。

自分に合っている属性だったら、今頃は無詠唱の練習に入っているかもしれないのに。


「無詠唱・・・ん!? ちょっと待てよ・・・今って詠唱したっけ?」  

確認を取るべく、もう一度無詠唱を試みる。


体表に感覚を集中させ、風をイメージする。

扇風ブレイクウィンド


・・・・・・こんにちは! パンツ


やっぱり、僕は無詠唱を習得していた。

これが無詠唱での魔術なのか・・・


想像しただけで、風を起こせた。

風の向きが変わらないのはきっと、詠唱した時の風の動きをイメージしたからだろう。



なら、今度は風を正面に吹くようにイメージして・・・・


扇風ブレイクウィンド

風が正面に吹き、カーテンをなびかせた。

成功だ。


風初等級魔術が習得出来たから、次は風中等級魔術の練習をしよう。

『第六章 風中等級魔術の詠唱』までページを飛ばす。

風中等級魔術だけでも50ページ近くあり、魔術の種類も100以上ありそうだ。


ひとまず、この『旋風ルーレット』を使ってみよう。


旋風ルーレット』にした理由は魔術書にある説明では中心に渦巻き状の風を起こすと記載されている。


読んでみた感じ、そこまで威力はなさそうだからだ。家の中で使っても大した影響は無かろうと判断した。


「えーと、詠唱文は・・・『天から見ゆる瞳こそ我であり、瞳に塵芥が入れば何も見えず。ならば、その塵芥を排除すべきであろう。全てを吹き飛ばす風で我を守り給え──旋風ルーレット』」


詠唱を全部言い終わると、僕を中心に渦巻き状の風が生じた。ただ、想像したより、大幅に風が強い。まるで、ハリケーンの中心にいるようだ。

ベット、机が宙を浮き、カーテンは引き裂かれる。そして部屋にある物すべてが僕の周りを円を描くように風で飛ばされている。

数十秒後に魔法が切れると、家具が音を立てて崩れ落ちた。


大惨事だ。


その音を聞きつけてか、ドタバタとこちらに向かってくる足音が聞こえる。

足音が徐々に大きくなってきた。1秒ばかし足音が止めると勢いよく扉が開かれる。


扉の先には僕を起こした女の子が立っていた。

この世界での僕の妹が啞然とした表情でこの惨状を見ている。


「うそ・・・これって姉ちゃんがやったの?」


やばっ、なんかしちゃった系だ。


「えーと、これは・・・・」


ダメだ。誤魔化そうにも何も浮かばない。

部屋を滅茶苦茶にして怒こっているのか。それとも魔術を使うこと自体が禁忌なのかもしれない。

異世界に来て興奮して、よく考えずに行動してしまった。


「おめでとう!!」


もっと慎重になるべきだったと後悔していたら、妹に力強く抱きしめられた。

まさか、部屋を盛大に散らかして祝われるとは思ってもみなかった。


「え? ちょっと待って。何でこんなに喜んでるの?」


僕は妹の肩をなるべく優しく掴んで少し距離を離す。

一定の距離が空いたので、妹の表情がよく見える。

彼女は唖然ともせず、怒ってもいなく、笑ってもいなかった。

ただ、嬉しそうに、だけど少し悲しそうに泣いていた。


「だって、さっきのって中等級風魔術 『旋風』でしょ?」


「うん、多分そうだけど」


あやふやに返事しながら、指で妹の涙を拭う。


「だったら、姉ちゃんもこれで立派な風魔術師だわ。今まで休みなく必死に魔術の勉強した甲斐があったわね。これで一人でも・・うっ・・・んぐっ」


言い終える前に妹の目は涙でいっぱいになった。まるで、子どもの成長を感じた親のようだ。

この体もこの精神も僕のほうが彼女よりも年上なのでちょっと変な感じだ。


けれど、愛されていることだけは身に染みて分かった。

でも、勘違いはしない。それは僕では無く、このエルフの体に対しての愛情だ。

僕には彼女との記憶も何もないし、返せる愛情もない。

ただ、あるのは彼女の姉を奪ってしまったと感じる罪悪感だけだ。


だから、早めに本当のことを話したほうがいいと思う。

中身は君の知っている姉ではないことを

姉の中身は陰気な男であることを

君の姉が戻ってこないかもしれないことを


それを今話そう。


「なぁ、実は・・・


「さぁ!!、埃まみれだし一緒にお風呂に入るわよっ!」







●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○



先程まで風魔法でスカートをめくりあげていたけれど、僕だっていっぱしの紳士だ。

いくら女の身体に転生していて、これは自分の体だとしても、この体を性的に楽しむことはしたくない。


そう、したくないのだ──服を脱いで裸になるなんて言語道断。

  

ただ、現状だけ簡潔に言うと、僕はエルフの身体で風呂に入っている。

そして風呂を入るには裸になるのが常識だ。現に僕は裸である。


じゃあ、さっきの前置きは何なのだと説明すると、僕は好きで風呂の中で女エルフの裸体を記憶しているのではないってことだ。


この現状は妹が風魔術を使って埃まみれになった僕を見て、無理矢理に服を脱がせて湯舟に投げ入れたからである。

あの妹はかなり強引な性格のようだ。何も抵抗出来なかった。


また、紳士として女性の裸体をガン見するのは抵抗があるが、何ていうか紳士だからこそ抗えない好奇心もあったのは事実だ。


現に僕は僕自身の裸体から目が離せない。

ガン見である。


この女エルフの身体は胸をつつましいが、手足がすらっと長く、腰も適度に湾曲を作っている。そしてその湾曲の先にある尻は小さく可愛らしい。


素直に綺麗でいい体だと思った。だけど、不思議と性的な気持ちにはならない。

試しに胸やら脚を触っても何も感じない。

きっと、自分の身体であることが大きいのだろう。いくら触れても自分が自分を触っているだけだと分かっているからこそ、何も感じないのだ。


紳士としてのプライドが保たれた気がする。

だが、問題はこれからだ。


「おねぇ、入るわよ」


妹が風呂に入ってくる。勿論、服は着ていない。

すっぽんぽんの妹はそのままの格好で浴槽に入る。


浴槽は二人が入るには少し手狭であるため、妹と湯舟の中で肌が触れ合う。

若い女子の素肌と密着している。

妹の内腿が僕の外腿に密着する。

これは刺激的すぎる・・・・

ダメだ、出よう・・・


耐えきれずに風呂を出ようと立ち上がろうとしたが駄目だった。


「ちょっと! まだ全然入ってないでしょ」


妹に腕を強く引かれて湯舟の中に引き戻される。そのとき、バランスを崩して妹の胸に顔が埋まった。


「ごぼごごごご、ごめんっ!!」

慌てて、顔を引き抜いて謝る。


「別にいいわよ、姉妹なんだし。ただ、男なら殺しているけど」


「えっ・・・・殺す?」


「当たり前じゃない。男なんて卑猥なことしか考えてないのよ。今日だってクルトゥーワがね、」


「・・・あークルトゥーワ」


クルトゥーワは誰かは分からないが、知っている感じで相槌をする。


「そうよ、アイツ、何度も私のスカートの中を覗こうとするのよ。ムカついたから半殺しにしてやったわ」


スカートの中見たら半殺しなら、全裸を見てしまった僕は何殺しだろう。


「あーえーと、じゃあ、例えばだよ。中身がクルトゥーワだったら・・・どうする?」


「・・・姉ちゃんの身体だけど、中身はクルトゥーワってことかしら?」


「あっうん、そうそう! それ」


「そうね。全裸見られるのもムカつくけど、姉ちゃんの身体に男がいる時点でぶち殺すわ」


「えっ・・・でも体は変わらないんだよ」


妹は少し考えてから、

「それもそうね、そいつを殺しちゃうとおねぇも死んじゃうから・・・回復魔術使いながら拷問して心だけを殺すかしら」


「つまり、百殺しね」と笑った。


対して僕はその笑顔を見て、今はないはずの陰嚢が縮み上がる錯覚をした。

言えない。クルトゥーワではないけど姉の中には陰気な男が入っているとは言えない。

しかも、バレてもいけない。もし、バレれば拷問されて心を壊される・・・・・


「拷問なんておてんば娘だことっ オホホホホ」


「何っ? その笑い方?」


元がどんな感じなのかが分からない。

このままだと、風呂を一緒に入っているだけでボロが出そうだ。


「ごめん、やっぱり出る」


僕はひと言置いて、風呂を出て最初の部屋に逃げてきた。

部屋の中は旋風で散らかっていたはずなのに元通りになっていた。恐らく妹が片付けてくれたのだろう。

僕は髪を乾かさずにベッドに横になる。

異世界転生してはしゃいでいたけど、頭を冷やすと不安でいっぱいになる。

このさき、僕はどうやって生きていけばいいのだろう。

女エルフとして生きてゆくのか・・・・分からない。

不安でいっぱいなのに、お風呂上がりで副交感神経が働いて眠くなる。僕は不安に包まれながら目を閉じ、そのまま眠った。



目を開くと、見慣れた天井、少し動いただけできしむベッド。手を見て確認すると、マメ一つない男の手。つまり、僕は元の情けない陰気な大学生の身体に戻っていた。


「夢だったのか」


目が覚めて現実に戻った。

でも、夢にしては味も感じたし、胸の触り心地も魔法を使う感覚も覚えている。不思議な夢だ。

まぁ、実際に異世界転生なんて起こらない。

きっと自分が望む夢でも見たんだろう。

しかし、夢の中とはいえ、魔法も使えたし、女の子と触れえたし、割と刺激的で楽しい夢だった。

夢の余韻に浸りながらも尿意を感じた為、トイレに向かおうとベットから降りる。


すると、何か柔らかく、水分を多く含んだものを踏んだ。


直ぐにカーテンを開いて、部屋を明るくすると床と壁がコケに覆われているのがわかった。しかも所々ところどころに変な色や形のキノコが生えている。


まだ、夢が続いているのかと思い、頬を引っ張った。


これもまた痛い。

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