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改札を出てすぐにあるコンビニに君は一度寄って、晩酌するための酒やつまみを買ってから家に帰るよね。下げているビニール袋の大きさはいつも同じ大きさだ。きっといつも決まった好みの物を買っているのだろう。あまり心変わりのしない子なんだね、安心したよ。信号待ちをしている君が、偶然隣同士になった男と何かを話している…………。


どうして君は、そいつにその笑顔を向けているんだい?


握った拳が震える……腹の奥が燃える様に熱くなってくるのがわかる………。10メートルほど離れた後ろにある銀行の入り口の傍で、君が楽しそうに話している男の顔を俺はただじっと見つめている。だって、ちゃんと覚えておかなきゃね。じゃないと…………仕返しが出来ないじゃないか。


君は俺のもの、そう、俺だけのもの………。




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