企鵝

馬鹿猫

企鵝


 「ねぇ、今日は何回目なの?」



 彼女は私にそう言った。これは私のなかで、かなり革命的な出来事だった。


 私は彼女との時間を何時も同じように過ごし、同じように触れ合い、同じ夜に目を瞑った。彼女との別れが避けられないことも、本当は分かっていた。ただ、私は諦められなかった。ただの自己満足で、最低で無駄な足掻きだということも分かっていた。

 でも、心のどこかで、彼女をまだ諦めきれない自分がいた。もしかしたら、今日こそは、そんな考えがいつも頭をよぎった。私が彼女を救えるのではないか、そんなヒロイックな利己思想が頭から離れなかった。そして、何度も今日が終わった。


 でも今日の彼女は違った。果たしてこれは良いことなのかどうかは分からなかったが、何もないよりマシだと思った。いっそ、「お前なんて私の人生に必要ない」と突き放してくれないだろうかと考えることもあった。いつしか彼女の愛や彼女への愛よりも、変化を求めるようになっていた私にとって、この奇妙な質問をぶつけるという変化は望ましいものであった。



 「覚えてないよ。もう数えるのが億劫になるくらいかな。もしくは考えるのをやめるくらい」



 彼女は私の答えに鼻で笑って応える。別に彼女は私を、もしくは私の発言を馬鹿にしているのではなく、普段からの癖だ。大声を出すのが苦手だという彼女が、大きく笑うところを私は見たことがない。少し不器用な彼女の笑い方を見て溢れ出る思いに、私は彼女のことがどうしようもなく好きだということ再確認する。



 「…ねぇ、今日は一緒に居ようか」



 その甘美な誘いの言葉に、思わず笑みが零れる。私からお願いすることはあったが、彼女から言い出したのはこれが初めてだ。ここ最近は何かしら理由をつけて断られていただけに、思わぬ進展である。この嬉しさといえば、勢い余って抱きしめたいくらいのものだったが、過去の経験上、彼女がしつこいスキンシップを嫌うことを知っていた。



 「買い物にでも行かない?私がコーディネートしてあげる」



 そして、彼女が外に出たがることも知っていた。機嫌が良い時の彼女は、決まって私を外へ連れまわす。私としてはできるだけ家で一緒に過ごしたいのだが、その提案が彼女の顔を曇らせることも知っていた。

 猫のようにグッと背伸びをしてこちらに柔らかい笑みを向ける彼女は、少し蠱惑的で、私の内心をこれでもかとかき乱す。いっそこのまま世界が滅びるまで二人で居たいような、独占欲染みた悪い考えが纏わりつくが、私はそれを振り切るように首肯して立ち上がった。


 ドアを開けて外に出ると、いつもと変わらない街がそこにあった。いつの間にか真上から照り付ける太陽は、出不精だったこの体には少し厳しい日差しで、陰に入れば涼やかな風が吹き抜ける過ごしやすい休日だろうが、結局私の心は休まらない。しかし、それを表に出してしまえば彼女が気を遣うに違いない。傍から見れば、休日に無理やり荷物持ちとして買い物に駆り出される彼氏という構図である。私がインドア好きと知っている彼女からすれば、私が外に出るのを嫌がっているようにしか見えないだろう。実際嫌がっていないとは言い切れないのが痛いところだ。


 努めて彼女との外出を楽しむように心がけ、表情を和らげるように振る舞う。最初は少し不安そうにこちらの顔を盗み見ていた彼女も、今はとても楽しそうに笑って私の左手を引く。嬉しそうに笑う彼女も、そんな彼女を見るのも、とても好きだ。いつもは少し勝気に吊り上がっている目尻も、優しく笑うことで幾分柔らかくなり、普段と違う彼女にドキッとさせられる。人生の中で限られた、この何気ない幸せな瞬間を噛みしめるような足取りは、まるでスキップしているようで、ダンスをしているようでもあった。

 彼女に気づかれないように、少しペースを速め、彼女の左隣、つまり車道側を歩く。古臭く、気障かもしれないが、気を遣うときもさりげなく、気づかれないようにしたいこだわりがあった。いや、こだわりというか、単純に気恥ずかしいこの気持ちを隠したいというのもなくはなかったというか、なんというか。だが隣に来た私にすぐに気づいた彼女は、そんな気恥ずかしさを抱える私の心を見透かすようにニヤッと笑う。私は歩調をさらに早め、彼女を追い抜いた。今度は私が手を引く番だった。



 しばらく幸せを噛みしめながら歩いていると、いつの間にか街の中心に出ていた。春の暖かい陽気に釣られて皆外出しているのか、通りは思ったよりごった返していて、思わず顔が強張る。するとそれを感じ取ったかのように、彼女は私の手を握る力を少し強めて、ほほ笑んだ。



「思ったより人が多かったね。お店、入ろっか」



 まるで一緒に出掛けている小さな子どもに対して提案でもするかのような優しい声音と気遣いに少し恥ずかしさを覚えたが、ここで意地を張って断るのはますます子供のように思えたので、有難くその提案に乗ることにした。



 通りを出て少し奥まった場所に、こぢんまりと、その喫茶店は建っていた。まるでヨーロッパからそのまま引き抜いてきたようなレンガ調のタイルと白壁風のデザインに、高級感のある木材の両開きの大きな扉。シックで小洒落ていて、妙に存在感のある建物だった。

 あまり馴染みのないお洒落な雰囲気に、若干気後れしつつも彼女より先に店へと足を踏み入れる。ドアを開けると芳醇な珈琲の香りと、仄かに木の良い匂いと珈琲、アルコールの匂いが鼻を抜けた。店の中は梁が見えるように天井が吹き抜けているためか思ったよりも広く感じられ、壁紙の白と柱のこげ茶、レンガ調タイルの黒を基調としたシンプルな色合いの中に観葉植物の若々しい緑が点在し、洗練された印象を与える。正面のカウンターでは、髪をきっちりとセットし、皺ひとつない真っ白なシャツを着た初老の男性の店主が1人、カップを磨いていた。背中に1本の棒が入っているかのような姿勢の良さに、今までの人生を感じさせる年相応の皺は、まさに男の理想の老け方といえるほどの威厳や風格を漂わせている。


 まるで田舎から初めて上京してきたかのようにきょろきょろと落ち着きなく店内を見渡す私を見て、彼女は少し呆れるように笑うと、壁側のカウンター席に座った。私は少し遅れるように彼女の後ろを付けて隣の席へと座る。彼女が座った角の席はまるで無理やり1席設置したような間隔で少しの不自然さがあったが、彼女はまるでいつもその席に座っているかのように収まって見えた。その光景は妙に懐かしさを感じさせるが、喉に小骨が引っ掛かったかのように思い出すことができない気持ち悪さだけが残った。



「…いらっしゃい、ご注文は」


「いつものでお願い」



 マスターは私たちが席に着くのを見計らって少し不愛想に声をかけるが、彼女は手慣れたように注文をこなす。私としてはこのようなお洒落な場所に不慣れということもあって、非常に心強く、そして妙に格好よく見えた。気だるげに視線を落としてネイルを眺める彼女は、普段のお茶目な雰囲気を感じさせないギャップがあった。

 私は特に注文したわけでは無く、彼女も私について言及したわけでもなかったにもかかわらずマスターは少し頷くと、珈琲豆を取り出し挽きはじめた。この様子を鑑みるに、彼女がここに来たのは初めてではないのだろう。それに、誰かと複数人、恐らく二人きりで来る機会があったのだろう。そこまで考えて、心の奥底に少し嫌な濁りが溜まってきたことに気づき、ため息をついた。口や頭では彼女のことを信頼していると言うし考えてもいるが、結局のところ私は理想通りの完璧なパートナーにはなれていないのだ。


 彼女はそんな私の様子を見て何を思ったか、椅子を寄せ、私の肩にもたれかかるように頭を乗せた。同時にフワッと香る髪の香りにドギマギし、落ち着いたカフェと場違いな緊張とともに唾を飲み込む。当然、私の喉元に耳を寄せていた彼女にははっきりと嚥下の音が聞こえたのだろう、少し悲しそうに笑うと元の体勢に戻ってしまった。



「ごめんね、急に」



 恥ずかしそうに俯く彼女に、私の口から出たのは「いや…」とか「あぁ…」みたいな言葉にならないものだった。想定できることなら余裕を持って対処できると思っているが、こういった想定外の出来事に対するアドリブは私が最も苦手なものだった。そして想定できることが狭すぎて結局うまくいかず、いつも情けない醜態を晒すのだ。こんなちっぽけなことさえうまく対処できない自分が嫌になり、私は彼女と違う理由で俯かざるを得なくなった。そんなところを見られてしまえば、ますます彼女を傷つけてしまうだろうに、もはやそんなことさえ気づけない。完全に悪循環の渦に飲まれかけていた。


 不意に生じたカチャ、カチャという音に顔を上げると、マスターが私たちの前に珈琲を出してくれていた。完全に悪い方向に向かおうとしていたこの場の雰囲気と私の思考を断ち切るように、芳醇な珈琲の香りが店内に広がる。もしやタイミングを計って出したのではないか、そう思いマスターを見ると、そこには頼もしい背中があった。



「熱いうちにどうぞ。ミルクと砂糖は備え付けからご自由に」



 普段は甘いカフェオレを好んで飲んでいるのだが、今の私にはこの酸味と苦みが心地よかった。私の好みを知っている彼女は私がブラックで飲んでいることに驚いたようだったが、「美味しい」と伝えると彼女は嬉しそうに鼻で笑い、珈琲を飲み始めた。もしかしたらこの一杯は彼女のお気に入りだったのかもしれない、そう思うと美味しいと言葉にして伝えたのは正解だったかもしれない。



「…言葉で伝えるのは、大事なことです。思っているだけでは、伝わりませんから」



 妙にシンと静まり返った店内で、マスターは背中越しに私にそう言った。言っていることはよくある普通のことだったが、重厚感のある声と噛み締めるような言葉は、私の急所を的確に捉えた。突然店内の温度がガクッと下がったような錯覚に陥るが、私は発言の真意と続きを促すようにマスターの背中を見る。店内とは裏腹に、外ではなにやら騒がしい音や声が響いていた。



「大事なことを伝えるのは、伝えられなくなって、後悔してからでは遅いというものです」



 ―――瞬間、轟音とともに店のドアとその付近の壁が砕け散る。私は咄嗟に横にいる彼女を押し飛ばし、私も地面に伏せようとするが、間に合わない。急な出来事と身の危険にアドレナリンが全開で分泌されているのだろうか、ぶち破られた扉と壁の穴から無駄に頑丈で高そうな車がゆっくりと私の元へ近づいてくるのが見える。目の前を確認すれば、彼女は驚いた表情で床に倒れ、車の進行方向から外れている。大丈夫だ、彼女が巻き込まれることはないだろう、と安心したところで左から凄まじい衝撃とともに壁に叩きつけられ、止まった。



「あなたは、ちゃんと伝えられましたか?」



 血が脈々と床へと流れているにもかかわらず、マスターは顔色一つ変えずにそう告げる。それに対する私の答えは、沈黙だった。痛い、というより熱い、だろうか。焼けつくような痛みが全身を襲うが、それに構わず彼女の方へ首をもたげると、その表情は恐怖と驚愕、そして深い悲しみに包まれた、何度も、何度も見た顔だった。


 何度目かも分からない今日が終わる。

 ―私は何度倒れようとも、彼女を見捨てることができないでいた。

 ――彼女を助けないという選択ができなかった。

 ――――私は彼女を救わなければならない。



 ―――――私は彼女を…私って…彼女って……



 ――――――誰だ?



◇◇◇



 真っ白な部屋に横たわる男性の手を、少し顔に傷跡が残る女性が両手で優しく、そして必死に包み込んでいる。以前の程よい肉付きの頬は見る影もなく痩せこけ、目の下にはくっきりと青黒い隈が染みついている。



「彼の容態もそうだが、彼女も心配になってくるな」


「…そうですね、いつ倒れてもおかしくないでしょう」



 真っ白な白衣に身を包んだ壮年の男性が独り言のようにつぶやいた言葉に、傍に控えていた、同じく白衣に身を包んだ女性が返答する。背中に棒でも入っているかのような姿勢の良さとは裏腹に、その声には大きな憂いと無力感があった。



「彼がこの病院で意識を失ってからもう一年近く経つが…彼女は毎日ここへきては長時間あの調子だ」



 男がこの病院に来たのは春から夏へと移り変わろうとしていた時期のこと。デートの帰りに車に轢かれそうになった彼女を庇い、車と接触したことにより全身、特に頭部を強く打ち搬送された。幸い、といえるかどうか怪しいところだが、“命に別状はない”ことが不幸中の幸いなのかもしれなかった。ただ強い衝撃により、脳の機能障害が残っているのはほぼ確定的なもので、そもそも目を覚ますことができるのかという問題が残された。そしてその容体は、いまだにベッドに横たわり動かない男性が物語っている。



「彼の脳波を見る限りでは、機能が停止しているという訳ではない。こうして彼女が手に触れ、声を掛けた際にも少しだが反応がみられる。また電気刺激によって人間が夢を見るときのような活動をしている様子が観察されている。ただ海馬の活性が著しく低く、似たような領域しか活性化されていない。これは…あくまで私の予想でしかないが…」



 そこまで言って、彼は思わず言葉を切る。必死に愛する人に呼びかけ続ける女性の姿を見てもなお、その先の言葉を紡ぐことができるほど情のない人間ではなかったのだ。



「…正直、脳に電気刺激を与えたところで記憶が戻ったり、忘却を防いだりできているのかはわからない。繰り返し思い出すことで定着しやすくなるといっても、それが外部から無理やり刺激して同様の結果が得られるとは限らない。同じように海馬は活動しているが、忘れていないという確証もない。だが彼はこうしないと夢も見られない。そもそも夢を見ているのかすら、外から眺めているだけの私にははかり知ることもできない。何が正解なのか、分からないよ」



 言葉を噛み締めるように、低い声でそう呟くと、憔悴しきった2人から目を背けるようにして歩き出す。


 彼と、その周辺の人々の時間はまるで時が止まったように動かない。窓の外では、悲しげに揺らめく夕陽が稜線に沈んでいた。



◇◇◇



 いつの間にやら鳴らなくなっていた携帯が震え、それが病院からであることに気づいたときに私はもう駆け出していた。例えその知らせが良いものでも悪いものでも、私は彼の傍に立ち会うと決めていたのだ。平日ののどかな昼間に血相を変えて走る女性は目立つものだっただろうが、周囲の目など気にしている余裕はなかった。



 病院に着くころには、まだ寒い日が続く春先にもかかわらず、額には汗が滲んでいた。受付の女性に名前を告げると、私が来ることを分かっていたようで、すぐに担当の先生が出てきた。



「これから、少しショッキングなことを伝えないといけない」



 高まっていた鼓動がさらに跳ね上がるように脈打つ。悪い報告であることが確定したことで、とてつもない悲しみに押しつぶされ膝から崩れ落ちそうになるが、力を振り絞るように足を踏みしめる。思わず力んだ手は革のバッグの持ち手を握りつぶし、キシリと嫌な音を立てた。



「彼が、目を覚ました」



 現実から目を背けるように伏せていた顔を勢いよく上げるが、先生の顔は険しいものだった。先生はそんな私の反応を予期していたように、矢継ぎ早に話を続ける。



「ただ。ただ…、懸念していたとおり、後遺症が残っている。それも、かなり重度のものだ」



 先生は後遺症のことが私に大きなショックを与えると考えていたようだったが、私にとってそれは本当に些細な問題でしかなかった。この一年で、実際に受け入れられるかは別としても最悪の結末も覚悟していたために、彼が目を覚ましたというその事実だけで報われた気持ちになった。



「面会に際して言っておく必要があると思ったんだ。彼はひどく混乱していて、…君のことを覚えていないかもしれない」



 いくら覚悟していても、心に来るものがあった。温かい気持ちで満たされかけていた心の隙間にツーっと冷たいモノが入り込む。我儘な私を健気に愛し続けてくれた彼は、もういなくなってしまったのかもしれない。再び崩れ落ちた理想が私を押し潰さんとするが、涙だけは流すまいと口を結んで首肯する。その代償として私は話すことを諦めたが、先生はそれ以上の返答を求めることしなかった。今の私には、その優しさが辛かった。



 彼の病室に近づくにつれ、きっと私のことを覚えてくれているという楽観的な気持ちが少し湧き上がる反面、歩く足は鉛のように重くなっていく。彼と対面すれば、この事実はどちらかで確定してしまう。ならばいっそ逃げ出してしまおうかという無責任な考えに縋りたくなるほどに怖気づいていた。

 先生は扉の前に着くと入室を促すようにこちらを向く。一度立ち止まってしまえばきっと開けられなくなってしまうと、私は深呼吸も心の準備もすることなく扉を開けた。



 ―――――この一年で何度夢見たことか分からない、はっきりと開かれた彼の双眸が私を貫く。体の震えともに、思わず熱い呼気が口から零れる。それはまるで初恋のような、嬉しさと切なさ。しかし初恋を歯牙にもかけない思いの強さがあった。

 弾かれるように駆け出し、優しく、そして少しだけ強く抱きしめる。忘れられているかもしれないという恐怖など、彼への思いの前にはもはや意味を為さなかった。



「ごめん、ごめんなさい…」



 もっと伝えたいことがあるのに、もっと伝えるべきことがあるのに、溢れ出る気持ちを言葉にしようとしても、うまく言葉を紡げない。しゃくり上げる私には、この精一杯の気持ちをぶつけることしかできなかった。

 一方的に抱きしめていたはずの私の背中に、いつの間にか彼は手をまわしていた。随分と骨ばって細くなった彼の腕には、命のあたたかさがあった。



「…ごめん、なさい。僕は…君の名前すら、知らないのに」



 ―――――私の腕の中で少し苦しそうに言葉を切る彼は、私を知らない。


 目を覚ました嬉しさと、忘れられた悲しさでグチャグチャにかき乱された心が、私の頬に大粒の涙を零す。泣かないと決めていたのに、一度壊れたダムはとめどなく涙を流し続ける。



「でも、伝えなきゃいけないことがある、気がするんだ…」



 顔をあげると、彼は冷たい手で私の熱くなった頬を包み、



「…ただいま」



 そう言って、私にキスをした。


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