ダークエルフ、ルーン(2) 鬼神とまぼろしのまどわし

5、ジャブジャブの黒玉


 さて、こちら、鬼神。

 湖のほとり。さんぽ中である。

「あの黒いドラゴンは、肩すかしであった」 

 ぶつくさと、文句言う。

 黒いドラゴン。先日戦った、湖のおろち(大蛇)──ウミ=ジャブジャブである。

「あんなでっかい形(なり)しおって、私に通じる攻撃のひとつも持っておらん。弱虫。

 しかも、女子供に手を出す。くずめが」

 鬼神。

 文句言うてから、はたと思い出した。

「おっと、そう言えば。奴の宝を、取り上げたのだったな」

 ポケットから、黒い玉を取り出す。

 ウミ=ジャブジャブが、おえーと吐き出した玉である。

「きたない出し方しよったわりに、綺麗な玉だわい。

 ちょっと水で洗っただけで、ツルツルじゃ」

 ツルツル。鬼神。黒玉を撫でる。ぺちぺち。叩く。ぽーい。放り上げて、キャッチ。


 すると、なんとしたことか!

 突然、猛烈な雨が降り始めたではないか!


 黒き驟雨(しゅうう)。

 凄まじいの一言。空は真っ黒、雷鳴轟き(とどろき)、雨叩きつけ、一歩先すら見えぬありさま。

 鬼神の足首が、たちまち流れる水に洗われる。

 歩くたびに、ずり、ずりっと、足がすべるほど。

 人間ならば押し流され、アルフェロン湖にどぼーんであろう。


「雨はきらいじゃ」鬼神ふくれる。「この宝玉の力か? くだらん宝を掴まされたもんだわい」

 洪水のごとくなった湖のふちを歩く。

 足がすべるので、初めは踏ん張って歩いた。

 が、ふと思いついて、『力』のルーンを使ってみた。

「・・・ふむ? これはこれで」

 歩きながら、『力』のルーンを微細に出力する。

 足が流されそうになるたびに、ぴっ、と『力』を放って、相殺するのだ。

 やがて、濁流の中をスタスタと歩けるようになった。

「ほっほう! これは練習になるわい!」鬼神にっこりする。「つまらん宝と思うたが、どうしてどうして! これはよい!」


 そうこうして遊ぶうちに、雨も上がった。

 湖にふたたび陽光がもどり、うっとりするような、美しくにじんだ景色が広がる。

「む? あれはなんじゃ?」

 鬼神。

 湖の上にまーるくかかった、大きな橋に、気がついた。

 うっすらぼんやり透き通り、何色なのかもはっきりせぬ。

 青とも見え、黄とも見え、緑とも見えて、オレンジかもしれぬ。

「不思議な光景じゃのう・・・」

 鬼神、虹(にじ)を見るのは、これが初めて。

「光の橋か。どこから始まっとるんだろうのう?」

 ボケーッと見つめる。

 しばし、そうして見入っておると・・・


 ♪しろがねみぐしの しろきみて

  わがなはみつき そがちょうし


 ・・・女の歌う声が聞こえてきた。

 竪琴の音色も、一緒に流れてくる。

 鬼神は誘われるように歌のほうへ向かった。

 すると。

 なんとなんと!

 湖にかかった、美しい虹の上!

 銀色の髪したハイエルフの娘が、竪琴を抱いて、宙に浮かんでおるではないか!


6、鬼神とまぼろしのまどわし


 ♪かみしらねども かしこみて

  くらくいとしき ちのエルフ

  おやすみ とわに やすらかに


 ハイエルフの娘。そこで手を止め、鬼神を見た。

 雨上がりの陽光を背中に受けて、彼女の顔は美しく輝いておる。

「いい歌じゃ!」鬼神は拍手した。「聞いたことない歌だが、綺麗な歌だのう」

「なにえ、そなた」

 ハイエルフの娘はのぺーっとした顔になった。

 剣呑(けんのん)な表情であるが、それがまた、なんとも、美しい。

「なんの用え?」

「べつに」鬼神はちょっとイラッとした。「綺麗な歌だったので、褒めただけじゃ」

「ふん」女もイラッとしたようである。「褒める歌ではないに」

「そうなのか? だが綺麗な歌だった。褒美に、この玉をやろう」

 鬼神。

 ジャブジャブの黒玉を差し出した。

 女が、綺麗な眉をぴくりと上げる。

「・・・そなた。その黒玉、いかにして手に入れた」

「これはな、ドラゴンの宝玉じゃ。

 この湖に棲むジャブジャブとかいう竜をぶん殴って、差し出させたのだ」

「あなや!」

 ハイエルフはあきれて小さく叫び、空中に立ち上がった。

「ジャブジャブは湖の竜。湖は月を映す鏡やというに。

 あさまし。なんと乱暴な。殺したのか?」

「いや。降参したので、見逃してやったわい」

「・・・そうか」

 女は怒らせていた肩を下ろした。ぽろ~んと竪琴を弾く。

 そして鬼神を見下した。

「強盗した宝で、女を釣ろうとするとは。野蛮なり、赤き大猿」

「私は強盗ではない。猿でもない。鬼どもの神、鬼神じゃ」

「なにが神え」女は冷笑した。「ばかげた詐称はやめよ。猿めが」

 鬼神はムッとした。

 黒玉を引っ込めて、言い返す。

「これは、大切な妻がつけてくれた名じゃ!

 貴様ごとき賢(さか)しげな詩人に、ピイピイ言われる筋合いはないわ。

 それに、子孫のため、立派な神たらんと、努力もしてきた」

「妻、妻。ふん」

 ハイエルフの女。つーんと、顔をそらした。

 さらさらとよく乾いた髪が陽光に煌めいて、風に流れる。

「そなたごとき野蛮なる猿が、妻? けもののつがいの間違いかに?」

「・・・おい。先に言うておくがな、」

 鬼神。

 目を吊り上げつつ、釘を差した。

 どうもこの女、許しがたい暴言をしそうなので、制止しようと思うたんである。

「先に言うておくが、私の妻を侮辱してみろ。たとえ女であっても、容赦せぬ」

 だが、女は鬼神の配慮を一顧だにせぬ(いっこだにせぬ)。

「ほう? 容赦せぬ? それで赤猿、なんとする?」

「殴る」

「あなや! おんなを殴るとおっしゃった!

 やっぱり、けだもの。強盗え。おんな殴ると言いよったー!」

「その減らず口をやめよと言うておる!」

「だーれがやめるか、べろべろばー」

 女詩人はべろべろばーと舌を出して変な顔をした。

 竪琴じゃらんと爪弾いて、『赤猿のつがい』なる歌を、即興で浴びせてきおった。


 ♪あなや あやしや おばけざる!

  みずから かみと おぼしめし、 おんなを なぐると おどしおる。

  かかる やばんな あかざるの、 つまなら けものに ちがいなし。

  けものを つまと のりたまう? わらわ わらうえ あははのはー!


 ・・・かかる挑発、いまの世にもスカルドの得意とする、罠のわざ。

 相手を怒らせ、手を出させておいて『あいつが殴ってきた!』などと、被害者ぶるというもの。

 さて鬼神。この罠、どう切り抜ける?


「おまえ! もう許さぬ!」

 切り抜けれんかった。罠に一直線である。

「一発殴って、二度とそんな歌が歌えんようにしてくれる!」

「当て得るものなら、当ててみよ。巨怪、赤猿、けもののつがい、べろべろべろべろ、ばらららばー」

 鬼神。飛び掛かる。

 平手でぺちんと、空中でべろべろばーする女の頭を、はたいてやった。

 ──ところが。その、ごく軽いひと打ちで。


 ハイエルフの女は、粉々になってしもうた!

 ぱっと割れて、空中にばらばらに飛び散って、跡形もなく消え去ってしもうたではないか!


「ひっ・・・!?」

 鬼神、悲鳴を上げる。

「あ・・・あんなに、手加減をしたのに。こ、こ、殺してしもうた!」

 自分の手を見る。

 手応えはまったくなかった。血だって、一滴もついておらぬ。

 だが女はもう、どこにも居らぬ。悲鳴すら聞こえぬ。

「おお! 私はなんということをしたのか!」

 鬼神。

 湖にうずくまって、泣き出した。

「あんな綺麗で、かよわい娘を、殺してしもうた!

 わ・・・私は、どえらいことをしてしもうた! 妻の名誉を守るどころではないぞ!」

 ──ところが、ところが。


「あっはっは」女の笑い声。「はずれ、はずれぇ、目ぇくらまされぇ」

 ゆらゆらゆら。

 空中に、銀色の髪したハイエルフの娘がもどってきた。


 ♪へたくそ あかざる けもののだんな。

  なぐる いがいに のうがない! そのくせ おんなに さわれもせぬ。

  ほんまに つがいが おるのやら? おつむの なかの つまにゃらめ。


「・・・生きとったのか」

「うふふ。どえ? 参ったか?」

 女はご機嫌である。けがひとつなく、先ほどと同じように美しく、ニタニタ笑って鬼神を見下してきよる。

 鬼神はホッとした。

 そして、ニヤリと笑う。

「してやられたわ! まったく、面白い奴じゃ!

 よし。こうなったら、意地でも当ててみせる」

 鬼神。

 立ち上がった。

 すっ・・・と、表情を消す。

 余計な考えを捨て、怒りも捨て、ただただ純粋に、チョップした。

「無心のチョップ!」


 はずれ。──いや、『幻の当たり』と言うべきか?

 チョップは間違いなく、ハイエルフの女に当たった。

 女はぱっと割れ、空中にばらばらに飛び散り・・・・・・・・・そして、ゆらゆらゆらと、元にもどった。


「ヌウ!」鬼神は感心した。「見事じゃ! 無心の一撃も効かぬとは」

「それは光栄にござります、けだものつがいの旦那さま」

 女はほんのり上気した頬に笑みを浮かべ、また歌を再開する。

「終わりかに? 終わりかに? もう乱暴神は みせじまい? 六腕あるのに 2発きり?」

「うるさいわ。木っ端詩人め! お望み通り、六腕すべて、くれてやる!」

 唐竹割りにチョップ。斜めチョップ。

 まっすぐ突っ張り。フックで突っ張り。


 だめ。

 ぱっ、ばらばら、・・・ゆらゆらゆら。ノーダメ。


「幻怪(げんかい)なり! 湖の女!」

 じつに悔しい展開である。

 しかし、それにしても、女の笑い。

「あははのは。けらけらら、きゃきゃのきゃ!」

 ばかみたいに笑っとるのに、品があり、色気がある。

「あんな性悪な歌を作るくせに、爽やかな笑いをしおって・・・」

 鬼神はすっかり毒気を抜かれた(どっけをぬかれた)。

 ばしゃーん。座る。

 湖に尻が漬かるが、どうせさっきの大雨でびしょ濡れである。

「まいった。今日のところは、私の負けじゃ」

「おや? 盛り上がって来たところやに」

「おまえは盛り上がっとるか知らんが、私はもう、わけがわからんわ。

 なんせ、当たっとるのに、当たっとらんのだから。

 いったい、おまえは、何者じゃ?」

「ふん。野蛮な猿に名乗る名など、ありはせぬ」

「まあそう言うな。おまえを本当にすごい奴と認めて訊くのだ」

「答えは同じえ。女を殴る乱暴者に名乗る名などなし。『エルフの楽師』とでも呼びゃれ」

「なにが楽師じゃ! おまえほどの女、ただの楽師のはずがない。

 魔術師か。いや、英雄か。もしかして、湖の女神かなんかか」

「はてさて? どうかに? 何かしらに?」

「教えてくれんのなら、おまえのことはこう呼ぼう。

 ──『幻の惑わし』とな」

「・・・ほう?」

 女はほほえんだ。立ち上がる鬼神を、ニヤニヤして見つめる。

「幻の惑わしよ」

「なにえ」

「日をあらためて、再戦を申し入れたい」

「ふふ。なにえ。急にまじめになって。えええ。いつ?」

「うーむ。すぐには、おまえの術を破れそうにないからのう・・・」

 鬼神はちょっと考えて、「そうだ」とジャブジャブの黒玉を出した。

「この玉で、雨を降らせる。それを合図ということで、どうじゃ?」

「あはは。無骨な呼び出しやに。

 ま、えええ。水竜の宝玉によって雨降り、雨上がったとき、虹のたもとにて待つ」

「うむ」

 鬼神は黒玉をしまい、背を向けた。

 そして。


「覚えておれ、幻の惑わしめ!」鬼神は、にげだした!「次は、勝ってみせる」


7、湖のほとりにて


「くそっ」

 鬼神。

 逃げて来た。

 今朝、目を覚ましたあたり。

 ばっしゃーん! ・・・六腕を湖に突き刺し、めっちゃくちゃ悔しがる。

「くそっ。くそっ。丸っきり、手玉に取られてしもうた!」

 湖に映る、自分の顔を見つめる。

 波でばらばらになっておった、いかつい赤い顔。

 ゆらゆらゆらと、悔しそうにもどってきた。

「この弱虫め! 女に手を出すくずめ!」

 水面に映る己(おのれ)をパンチ。

 己の姿は、ぱっと散って、ばらばらとなり・・・ゆらゆらゆらと元にもどる。

「む?」

 鬼神。もう一度、水面に映る己をパンチした。

 水に映る姿を殴ると、映像はばらばらとなる。だが、すぐに元にもどる。

 当然ながら、自分は痛くもかゆくもない・・・。

「・・・同じじゃ! あの女を、はたいたときと」

 鬼神、立ち上がる。

「そうか。わかったぞ。あの女の術が。

 水面に姿を映すがごとくして、私の目を晦ませた(くらませた)。

 すなわち、まぼろしの術じゃ!」

 鬼神。

 わかった。

 わかったが・・・

「しかし、それがわかったとしたってだ。

 私の目では、奴の本体がどこに居るのかが、わからぬ。

 これでは、当ててみせるというわけにもいかぬ・・・」

 鬼神は腕を組んで考えた。

 ゆらゆらゆら。

 水面とにらめっこを続けるうちに。

 眠たくなってきた。

「わからんし、寝よ」


「あなた」声がした。「あなた。そんな水辺で寝ていては、風邪をひきますよ」

「む?」

 目を開ける。

 するとそこに、鬼神の妻の姿があった。目がひとつしかない妻の姿である。

「おまえ! 来てくれたのか!」

 鬼神は喜び、飛び起きた。

 妻を抱き締める。ところが、手が空振りした。

 不思議なことに、妻の身体、うっすらぼんやりと輝いて、触れることができぬのだ。

「なんでさわれんのじゃ?」

「身の程知らず。家出しておいて、私にさわろうというのですか」

「う・・・」鬼神ひるんだ。「い、家出ではない。さんぽ。さんぽじゃ」

 目がひとつしかない妻。黙った。じーっと睨んでくる。

「・・・いや、つまりその、あれだ」鬼神言い訳する。「元気そうで、よかった」

 目がひとつしかない妻。じーっと睨んでくる。

「なんじゃ。その。ほら。

 ああそうだ! いますぐには帰れぬ理由があるのだ。挽回をせねばならんのでな」

「ばんかい」

「じつはこういうわけなのだ」

 鬼神、幻の惑わしにやられたことを語る。

「・・・なんで私まで巻き添えに侮辱されているのです?」

「知らんがな。相手がそういう奴なのだ。だから、このまま放置はできんのだ」

「それで、どうするのです?」

「奴の術は知れたと思うのだ。

 見る者の目を晦ませ、うその自分を見せるという術じゃ。

 だが、奴の本当の居場所がわからぬ・・・」

「なるほど。幻を見破る目が、欲しいということですね」

「そうだ。だが、どのようにして目を付けたものか・・・」

 すると妻はため息をついて、自分のひとつしかない目を指差した。

「あなた。私たちはいつも、3つの目でものを見てきたではありませんか」


「なんだ。夢か」

 鬼神は目を覚まし、むくりと起き上がった。

「妻よ。私の夢枕に出てきてくれたのは、なんのためだったのだ?」

 鬼神は胡座(あぐら)して六腕を組み、沈黙し、瞑目した。

 そしてカッと目を見開いた。

「そうだ。3つの目で、ものを見るということ。

 おのれの両眼だけでなく、第三の眼もそなえるべし──そういうことだな?

 さあらば妻よ。私に目を貸してくれ!

 ともに『幻の惑わし』に挑み、私たちの名誉を、挽回するのだ!」

 そうしてぱんと手を合わせ、念じた。

 すると脳みそがすーっと冷え、閉じた目のうちで暗闇が広がってゆく感じがし、新たな感覚が湧き上がってきた。

「これでよし」


 さてもさても!

 このとき、六腕巨人の鬼の神には、驚くべき変化が起こったのでした。

 その変化とは何か? それは、鬼神の相棒がこの世で初めて目にすることになる。

 みなさまには、相棒と一緒に、ご覧いただくとしましょう。


 それからしばらくして。

 ガンメタリックの巨大かぶとがに。

 青い空飛んで、湖のほとりにもどってきた。

「おうい、相棒! ここじゃ、ここじゃ!」

 鬼神。

 地上から呼びかける。

 ガンメタリック・かぶとがに・鬼神台。

 声に気付いて、降りてくる。

 降りてきて、

 ぶわっさ!!!??!? ・・・驚愕し、のけ反った。

「なんじゃ? どうしたのだ」

 ぶぶわっさぶわっさ!

 ぶわっさ!? ぶわっさ、ぶぶわっさ?

 ぶわっさぁ!

「・・・なに言うとるんか、全然わからぬ」


 おやおや?

 相棒はぶわっさしか言わんので、何がどうなっとるのかわかりませんね。

 いやあ、これは困った。相棒と一緒にみなさまに見て頂くつもりだったのに。困ったなあ。

 鬼神の新しい姿のことは、もうちょっと、待って頂かなくてはならないようです。


「まあええわい。 

 じつはな、手伝って欲しいことがあるのだ。私に力を貸してくれ」

 ・・・ぶわっさ。

 まだ驚愕から覚めん感じの相棒だが、とにかく鬼神を乗せて、飛び立った。

「よし。これで万全よ! まさに、万にひとつの負けもなしということじゃ!

 頼りにしておるぞ、相棒!」


 こうして、鬼神。

 『幻の惑わし』との再戦に、挑むのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る