2章 空飛ぶ生きもの

ここまで、ここから

 六腕三眼、鬼の神(りくわんさんがん、おにのかみ)。

 これは、オーガの神である、鬼神(きしん)のお話です。


 1章は、赤く大きな猿のごとき若者の、けんかけんかの旅のお話。

 旅人レガーから『力』のルーンを授かった赤猿。旅をし、けんかをし、旅をする。

 ついには巨人の王にけんかで勝ち、「巨人の王の王」と呼ばれる御身分(ごみぶん)に!


 2章は、王様となった赤猿と、空飛ぶ生きもののお話です。


 空飛ぶ生きもの。どんな生きものか?

 まず、かしこい生きものだ。話すとイラッと来るところもあるが、そばに居れば(おれば)とても助かる。

 次に、かっこいい生きものだ。センスはあんまり良くないが、空を飛んでおるときは本当にかっこいい。

 なによりも、私たちを乗せて飛んでくれるのだ。これがもう、ほんとに素晴らしい。

 空を飛ぶ。じつに気持ちのいいことだ。


 空飛ぶ生きもの。どうやって生まれ、どんな風に赤猿たちと付き合うたのか。

 それを、この章ではお話ししましょう・・・。

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