第454話 それ、無理でしょう? (3)

「おい! 君達!」と。


「諸君は、私がいる事を忘れていないか……? 特に山田と澤田は仲が良いのは良い事だが。今は未だ授業中だ。にゃんにゃんして良い時間ではないし。君達二人がしている事は校則違反の不純異性交遊に当たる事だから。それなりの処分を受けてもらうようになる」と、体育の先生が俺と幸へと告げてきた。


 そう俺も幸も、と言うか? この場に居る者達……。体育祭の練習と選手リレーの選抜をする為に集められた全校生徒達皆も、体育教師先生がいた事を忘れて思春期の男子、女子らしく、『キャキャ』、『ワイワイ』と黄色い声をあげながらA・B・Cに関する内容……。俺や幸、その他の彼女達の、学園の校則違反になる会話だけではなく。最後は自分達の体験談や希望等を男女問わず、体育の先生が居るのを忘れてと言うよりも?


 先生は牧田と甘酸っぱい体験をしていたから。この場に居る者達は皆、先生も共犯! 同じ仲間だと思っていたから。ティーチャーの諫めの言葉を聞き。


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