第453話 それ、無理でしょう? (4)
「えぇ、えええっ!」
「嘘~~~!」
「先生~! 冗談でしょう~?」
「先生~! 冗談? 冗談だよな~?」
「先生だってぇ~、マッキ~と仲良く~、よろしくしてい、たじゃん?」
「そうだぁあああっ!」
「そうだ! そうだ!」
「先生も牧田と~、アチ、チチだったじゃないかぁあああっ!」と。
まあ、こんな感じで体育の先生へとパッシング! クレーム、不満の雨嵐が降り注ぐ。まあ、当たり前だけれど。
だから体育の先生は「ふむ、そうだな」と考える人になりながら、自身に不満……ブーイングを漏らし、吐きする生徒達に告げた。
「私は別に山田と澤田やその他の不純異性交遊常習犯の生徒達を罰するとも告げた覚えもないが」とも告げたのだ。
「うん、美佐ちゃんは山田と澤田を罰するとは一言も言ってねぇ。言ってねぇよ~、確かに~!」
山中相手に暴れようとしていた俺の事を止めていた牧田だけれど。今度は自身の年上の彼女の事を自分の身体を張り、庇い、守ろうとしていた。
でも体育の先生の説明を聞き、あいつは大袈裟に納得した。魅せたをすれば。
「そうだろう、皆~?」
あいつ、牧田のいつものノリの良さ、調子で、学園の皆へと問いかける。
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