第451話 それ、無理でしょう? (1)
(う~ん、何かが可笑しい?)と。
(何が可笑しいのだろうか?)と、幸とのキスが……。他人が羨むような……。
そう、我が校の大半の男子達からクレーム……。『死ね!』、『死んでしまえ!』と罵倒‼ 罵られた俺だけれど。幸が自身の柔らかい唇を離してくれればこの通りで、歓喜する訳でもなく、自身の腕を組み、「う~ん、う~ん」と呻りつつ思案……。考える人になるから。
『和也~』と幸に呻り、吠えられる事はない。
だって俺は、他人がどう思うと、童貞君ではないから。幸とのキスは、これが初めてではない。良くしている行為だから。幸も俺とのキスが終われば。
「えへっ、皆の前でしちゃった」と篠田達率いる親衛隊の娘達や、その他の知り合いの女子達と。
「幸、皆の注目する中で凄い!」
「幸、皆の前でキスするなんて勇気があるね!」
「本当だよ、本当……。凄いね、幸は……」
「体育の先生もいるのに、皆の前でキスするなんて幸は大胆~。勇者だ~」と。
まあ、その他にも幸の事を絶賛! 褒め称える台詞が女子達の間で上がれば。幸は照れ臭そうに。
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