第444話 文武両道ならばこれでしょう? (16)

「お前等なぁ~」と、俺が苦笑いを浮かべながら大谷と中田……山中の事を見詰めつつ苦笑いを浮かべ声を漏らせば。


「和也、私もお弁当作るね」と、無表情の加奈が天使の笑みを浮かべつつ告げてきた。


「……ん? ありがとうな 俺は大谷と中田、山中から視線を加奈へと変え、ニコリ! 満身の笑みを浮かべながら。加奈の奴の頭を撫でてやると。


「あっ! うちも作る!」と、親衛隊の隊長さんである篠田も手を上げ、お弁当合戦に参加すると言いだすから。


「わっ! 私も!」


「うちも!」


「あたしも!」


「ああ、和也、お弁当作るね」と、篠田に続き親衛隊のメンバー達も次から次へとお弁当合戦に参加すると言い始めるから。


 俺はみなに、『お前等な~』と呆れ顔と声を漏らす訳ではなく。


「みんなありがとうなぁ~。俺マジで楽しみ~。愛しているぞ~、みんなぁ~」と。


 俺は何処かのアイドルみたいな台詞を微笑みながら告げる。


「和也~。私も朝早く起きて~。皆に負けないようにお弁当を作るね」と、幸の奴も俺に天使の笑みを浮かべながら告げてきた。


「おっ! ありがとうなぁ! 俺楽しみにしているぞ!」と。


 俺は最初にみんなへと約束した通りに、『俺は嘘偽りなく、みんなのことを愛するから!』の約束通りに親衛隊のメンバー達みなの頭を優しく撫でる行為が終われば。最後に幸の頭を優しく撫でた。


「えへっ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る