第429話 文武両道ならばこれでしょう? (1)

「じゃ、山中! 家の学園の古風に乗っ取って、二人で勝負しようと告げるのならば。俺と全国模試の過去問か、H大か、K大の過去問の点数を競うので、どうだ?」と。


 俺は考える人になる行為を辞めて、タイマンでの殴り合いをする行為は嫌だ! お互い高校生なのだから、学生らしい勝負をしようと。自身の顔色を変え、汗! 汗! 冷や汗をかいている山中の奴へと提案をした。


「えっ!」と。


「はぁ」だよ。山中の奴は……。俺が出した進学校らしい提案を聞いて、開いた口が塞がらない状態へと陥る。


「はぁ~、山田~! その提案は、お前が有利で山中の奴が可哀想じゃないか」と。


 俺が山中へと出した提案に対して、あいつと仲の良い。野球部のキャプテンをまだしている大谷の奴が、俺へと不満を告げる。


「そうだ! そうだ! 大谷の言う通りだ!」、


「山田の出した提案だと。学年上位の成績を誇る、山田が有利で、勝利をするに決まっているじゃないか」と。


 野球部の大谷に続き、サッカー部のまだ主将だよな? 中田までもが陸上部の主将の山中の肩を持ち始めるから。


「ああ、何だ! お前等~?」と。喧嘩をやる気満々だったのを止められ、不機嫌極まりない様子でいる俺は、山中から大谷、中田へと視線を変え、ガンをつけ呻れば。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る