第419話 高校生らしい挑戦? (6)

 まあ、こんな感じだよ! と、言うか? 牧田自身も荒々しく叫びながら直人や山下、大島に荒ぶれている俺のことを止めろ! 取り押さえるのだ! と嘆願を始め出した。


 だから「えっ!」、「うん」、「分かった!」と直人が頷けば。


「山田~! お前~、辞めって~」と大島の俺を諫める声が聞こえると。


「おい! 山中~! お前もどうしたんやぁ~? 急に和也に食ってかかってぇ~? 何がそんなに、和也の事が気に入らんのやぁ~?」と。


 山下が急に憤怒しながら俺へと怒声を吐いてきた山中に対して、怪訝な表情で尋ねれば。


「澤田! 澤田の事だ!」と。


 山中が『フン! フン!』と鼻息荒く、山下に言葉を返せば。


「はぁ~、澤田?」と山下は、困惑した表情で首を傾げる。


 だから、荒くれ始めた俺のことを牧田や、他の親衛隊の隊員達と取り押さえに入っていた篠田が。


「山中~! 幸の事がどうかしたんねん~?」と、声を大にして叫び尋ねれば。


「はぁ~! 別に何もないけぇ~!」と、山中の奴は、大勢が見る、観察している中で調子の良い悪態を俺や篠田についてくるから。俺も山中ではないが? 更にフンガ! フンガ! と鼻息荒くなるから。


「篠田やその他のもんもどけぇ~ってぇ~。俺が山中をしばいちゃぁるけぇ~」と、声を大にして咆哮すれば。




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