第416話 高校生らしい挑戦? (3)
「Y女子大学へ推薦でいくから、来年もヨ・ロ・シ・クと俺は幸から言われたけれど」と。
俺は、にへらと笑いつつ、篠田へと告げれば。
「そうなんだ」
「うん」と頷くと。
「うちもそうしようかな?」と。
親衛隊の中からこんな声があがると。
「うちも無理して県外の国公立大学を受験するよりも広島市内の、地元の私学の大学に推薦で決めてしまおうかな。その方が和也と離れ離れになる事もないから、寂しい思いをしなくても済むし」
「う~ん、そうだよね。県外へと行って、和也と離れ離れになって寂しいからと。うち自身が耐え切れなくなり。新しい彼氏を作り弄ばれて、捨てられるのも嫌だしね」
そうそう、私もそれが嫌で今思案中と言うか? 両親に嘆願している最中なのよね。広島市内付近の看護科の私学では駄目? とね」
「ああ、皆汚い。うちは県外だよ……。一人で我慢ができるかな?」
「うちは和也と一緒でH大を目指しているから。来年の春までは気を抜かずに頑張る」
俺の親衛隊の隊長さま、篠田さまが。俺と別れるのが辛いから受験勉強を頑張ると告げれば。
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