第412話 四天王の力! (27)
志乃の奴がフェンス越しに大騒ぎではないが、沙紀や蘭、翔子達に問えば。
「……ん?」と沙紀が首を傾げると。
「ああ」
「あれね」と、蘭と翔子の二人は、俺と篠田率いる親衛隊達の様子を遠目から見詰めつつ納得したような声を漏らせば。
「志乃さん、篠田達はいつもあんな感じだよ。和也を苛めているように見えるのだけれど。只単に和也にジャレ、甘えているだけのようでね。いつも和也を叱るだけ。叱れば。あんな感じで、他人の目があろうとも平然と和也にチュチュして甘えているよ」と。
沙紀が志乃に説明をすれば。
「篠田達は和也に対して、雨と鞭と言った感じなのかな? いつもあんな様子だから。あの娘等何を考えているのか良く解らない?」と。
沙紀に続き、蘭が苦笑を浮かべれば。
「篠っちは只単に刺激を求めて。沙紀、あんたと喧嘩をしたいだけじゃないの? いつも篠っち達が絡むのは、沙紀あんただけだから」と。
翔子がケラケラ笑いつつ沙紀へと告げると。
「えっ! そうなの?」
「うん、多分」と翔子が沙紀に頷けば。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます