第408話 四天王の力! (23)

 俺は下を向き、その場で正座──。更に反省をしたお猿さんへと変貌すれば。


「山田、篠田達がこっち向かってきているけれど?」と。


 俺の周りにいる男子達の中か遠回しに、俺の身を案じてくれる声があがれば。


「や、山田、大丈夫か?」


「篠田達が、肩で風を切り、安産型の尻を振りながらこちらに向かってきているけれど大丈夫か?」


「和也、もしもあれならば、俺が先生に言って、篠田達のお前への虐待を行為を止めてもらうように、話しをしてやろうか?」


「あっ! おい! でも、体育の先生……。牧田の毒牙にかかって、自身の身体が麻痺しているみたいだから無理そうだぞ?」


「どれ?」


「ああ、本当だ……」


「体育の先生、週末ではなく、今日牧田にお持ち帰りされるんじゃないのか? 二人共良い雰囲気だから」


「俺、あの先生のフアンだったんだけれどな」


「ああ、俺も」


「先生スタイル良いしなぁ」


「うん」


「もう直ぐ三十歳になるようには見えないよな?」


「うん」


「スポーツジムに通っているって噂もあるぞ」


「マジか?」


「うん、この学園の近くのスポーツジムから出てくるのを見た奴がいるって、俺は聴いた事がある」


「そうなんだ?」


「うん」


「あっ! 俺もその話しならば聞いた事がある」と。





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