第406話 四天王の力! (21)
「うん、そうじけぇど。どうかしたん、先輩?」
すると、こうだよ。絵美の方も、売り言葉に買い言葉──。志乃に対して怪訝な表情──。
自身の目を細め鋭く睨み返しながら。
「篠っちは、私の友達……」とも、絵美の奴はハッキリと告げる。
そう、篠田は、絵美自身の大事な友達だから、害を加えたら許さない、とでも言いたい顔で睨むから。
「あら」と蘭が言葉を漏らし、俺の方を見て、『また始まったよ。和也……。二人を止めて』と言いたい顔をすれば。
「和也~!」と、加奈が無表情で呼ぶ。
そう、こいつマジで生霊で枕元立ったら本当に恐い。
もう、俺は加奈にストーカーとして、枕元に何度も立たれているから本当に腰が抜けるくらい畏怖したことが多々あるから。
加奈の要望を無視すれば。
今晩当たり、また枕元に立たれ、俺の生気、精気を吸われ、貪られてしまうから。
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