第405話 四天王の力! (20)
「はぁ~、歯痒いね。あの娘等は!」と。
志乃は更にワンワンと吠えつつ檻を、じゃなった。(笑)
ネット! 柵を! 自身の両手で鷲掴み、しつつ。
ガシャン! ガシャン! と猿やゴリラのように、檻の中から外を歩く見物人へと威嚇攻撃をするように。
『ガル、ルルル!』と、篠田以下親衛隊達へと。
「ちょっとあんた等~。こっちきんさいやぁ~!」と吠え始めるから。
篠田以下親衛隊達は『ビク!』だよ。
我が校も聖女や女学、安や付属と一緒で、基本生徒達は県内の、お坊ちゃんやお嬢ちゃんばかりだから。
ヤンキー姉ちゃん上がりの志乃に威嚇! 呻り! 吠えられると畏怖! 怖くて仕方がないからたじろぎ始めるのだが。
先ほども俺が説明をした通りで。篠田率いる俺の親衛隊達は、基本絵美とは中が大変によいから。
「篠っち、どうしたん?」と。
絵美が篠田に声をかければ。
「あっ! 絵美ちゃん!」と。
今まで志乃の威圧コマンドに耐え切れなくなり、後ずさり。
そう、この俺さまの背後に隠れようとしていたリス? ハムスター?
それともうさぎさんかな?
絵美の呼びかけで急に元気なった篠田──!
それを見て志乃は怪訝な表情で、絵美へと視線を変え。
「あんたの知り合いねぇ?」と、呻りながら尋ねる。
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