第394話 四天王の力! (9)
篠田達親衛隊は、とうとう俯き、無言……。
あいつらが怖くて、何も言い返すことができない男……。。
そう、俺の周りにいる男子諸君から。
「おい、山田! 大丈夫か?」
「山田、大変だな?」
「俺、こんなにも管理されるぐらいならば、モテなくても良いわ~」
「ああ、俺も~」
「これだと自由恋愛が出来なし」と。
男子諸君の苦笑いを浮かべつつの、俺への同情、情けと、言う奴?
俺が篠田に虐めを受けている様子を見ながら、自分達はモテ男にならなくてもいいと。
この他にも、俺への情のある声が多々呟き、漏れれば。
「俺! つい、ちょっと前! 山田が井上や山本にどつかれているのを見た!」
「あっ! 俺も見た事ある!」
「山田の周りにいる奴等って、結構凶暴だよな!」
「うん、凶暴! 凶暴!」
「結構、外では大人しく振る舞っている、新宮寺や大田も教室内では、煩いしな」
「あっ! 由美ちゃんも結構怖いよね」
「俺、怒鳴られた事がある」と。
一年生の理数科の男子達は、本当にお坊ちゃん育ちが多いいから。
結構、気の荒い。
そう、小さい時から、絵美の奴に、ドッかれていた由美だから。
やはり、あいつも気が荒いのか? と。
俺は思いつつ。
まあ、その他にも、加奈と翔子は、わりと凶暴! じゃじゃ馬娘だから!
自分達が気に入らなければ。
俺にパンチや蹴りを平然と加えてくることも多々あるし。
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