第393話 四天王の力! (8)
先生は、可愛い男子……。
白い歯が命の、アイドルのような牧田を叱ることなどできないから。
「い、いや、あの、クラブが……」と。
とうとう、体育の先生からこの言葉を頂くことに成功をするから。
「じゃ、先生は、部活が終われば暇なんだね?」
牧田は体育の先生へと呟く……。
いや、囁けば。
「その後二人で会おうよ」とも、牧田は先生へと告げ。
「俺本通。パルコ前で待っているから。必ず着てよ、先生……」と。
牧田はまた、大人の女性……。
先生の耳元で囁く。
それもあいつ、さり気なく、もう先生を既に。
自身の彼女のように、背後から腕を回し、彼女の腕に手を当て、ギュッ! 自身の方へと力強く引き寄せ──!
「先生がパルコの前まできてくれなきゃ、俺……。朝まで、待ちぼうけで、待ち続けるから先生の事を」と。
囁くものだから。
牧田親衛隊達が!
「「「「「きゃ~!」」」」」
「「「「「いや~、ん!」」」」」
「「「「「先生~!」」」」」
「「「「「私達~!」」」」」
「「「「「うち等の~!」」」」」
「「「「「マッキ~を盗らないでぇ~!」」」」」
と絶叫! 悲鳴を上げつつ、嘆願をするくらい。
牧田は、先生を口説き落とす寸前まできているから。
「ちょっと~、山田~! どう言うこと~?」
「和也~、うち等、あの大人の
「新宮寺も何? あれ? 勝手に出戻りして~」
「山田に朝早くから、あんなにも悪態をついていた癖に~」
「あの娘~、何を考えているの?」
「少しずうずうしくない?」と。
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