第390話 四天王の力! (5)
「いや、あれはさ……」と。
俺が篠田に言い訳をしようとしたら。
「うち等、山田に言ったよね? 特定の彼女を作るなと?」と。
篠田が、大変に恐い顔……。
嫉妬に狂った般若面や清姫のような顔……。
自身の口から舌を蛇のようにヒュルヒュルと出しはしないけれど。
(汗、汗)
本当におっかない顔をしつつ呻るから。
「い、いや、俺……。べ、別に特定の彼女は作っていないつもりだけれど」と。
篠田とその一味と、言った変か?
まあ、俺推しのファンクラブ会員№1 篠田と、その仲間達が一斉に俺のことを睨み、呻るから。
俺は篠田達が恐ろしいから下を向きつつここまで呟くのだが。
いつもならばナンパ師牧田が、俺のことを篠田達から守護……。
『篠田~、お前等なぁ~。もう少し山田を自由にしてやれよ~。俺のところの桜田とかは、寛大で優しいぞ。あっちの方も~』、
『だから篠田お前~、キャラが被る、大田に負けるんだよ~。口煩いばかりだから~』と。
牧田が篠田から俺を援護しつつ、守護をしてくれるのだけれど。
今の牧田は、俺を庇うどころではない!
だって牧田は、自身の口からシュル! シュル! と蛇のように下をだしつつ。
体育の先生の熟れた身体……。
いやらしく、エッチイな身体を物色しつつ食べようとしているから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます