第383話 柵の向こう側から! (17)
「ちょっとマッキ~! あれ誰?」と。
牧田親衛隊の中から、こんな声が漏れると。
「マッキ~、あれ誰?」
「誰よ、あれは~?」
「私等よりも年上みたいだけれど? 何時からお付き合いがあるの、あの人と~?」
「ちゃんと説明をしなさいよ。マッキ~?」と。
その他にも牧田親衛隊から不満を声が多々上がるから。
志乃の容姿を遠目から見て──!
最初は驚愕した顔……。
そう、大谷と中田の奴が志乃の容姿を見て、『して、やられた!』と言った。
驚いた顔……。
そう、志乃もあの麗しい容姿……。
そう、俺が中坊の頃に、あいつのことを気に入った、他校の上級生達に度々呼び出されては。
志乃と別れろと強制をされ。
『俺は嫌だ!』断れば!
年下! ガキの癖に!
そう生意気だ!
山田タイマンだ!
負けたら志乃と別れろよ!
アイツは俺の女! 物だから! と。
俺は他校の先輩達に言われては、タイマンを張っていた。
本当に面倒臭い思いをした時代がある彼女だから。
志乃の容姿はあの通りで、沙紀や絵美、蘭達と比べても劣らないどころか?
人に寄っては、志乃の方がいいって男多々いるはずだから。
実際俺の中坊の頃のツレ……、
私学の奴等は志乃と恵美や由美は知っているから番外として。
加奈や幸が大人しく見えて可愛いから、好みだと言う奴も多いいから。
何とも言えないが?
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