第340話 元ヤンの御姉様は学生らしい(1)
「お姉様の通われている学校は、俺の地元の理・美容学校?」
俺が志乃言葉を聞き、お〇ろ木、桃の木、山椒の木になり、終えると。
牧田の奴が志乃へと首を傾げるから。
「そう、そう」と、俺が首肯すれば。
「えっ! 君、もしかして山口達の後輩なの?」
志乃が驚愕しながら尋ねる。
「えっ! まあ、そうなんですけれど。俺は山口君達怖いから話をした事がありません」、
ぺこり! と。
牧田が頭を下げると。
「ああ、あれら、本職のお兄さん等じゃけぇ、関わらん方がえぇ」と。
志乃が牧田に告げると。
「和也~?」
「ん? 何だ?」
「あんた、山口等と付き合ぅらんよね?」と。
志乃が怪訝表情で俺に尋ねてきた。
「あなの、志乃? 俺がお前にさっき、怒らん、かったかぁ? 山口君等と付き合ちょぉらんじゃろぅなぁ? と言わん、かったかぅの?」と。
逆に俺が怪訝な表情で尋ねると。
「あっ! そうじゃったね! うちもすっかり忘れちょぉった」、
「あっ、ははは」と。
志乃が以前……。
数年前のような変わらぬ様子……。
あいつは、ちょっとぬけた、ドジッ娘キャラのように、笑い誤魔化しながら俺に告げるから。
「はぁ~」と俺が大きな嘆息を漏らせば。
「和也って、志乃さんに対してきつい! 酷い!」と。
家の連中の中で正義の味方、加奈が俺に不満を漏らせば。
「ああ、山田~。俺も山本の意見に賛成~。お前、お姉さんにちょっと酷いってぇ~。皆もそう思うじゃろぅ?」
牧田が周りを見ながら尋ねると。
「うん」
「酷い」
「和君メッ!」と。
沙紀と蘭、由美に、牧田と同意見だと告げられ。
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