第323話 彼女達は不満? (3)

 俺は超拗ねている蘭の腰へと腕を回し、強引に俺の方へと引き寄せ……。


 本当に立場がない俺だから、蘭の御機嫌取り。


 あいつが、顔が近づいたところで、他人の目があろうとも。


 蘭の頬へとキス! を 接吻! をして誤魔化す。


 すると蘭の口から。


「もう、和也は、やめてぇやぁ~」と、不満の声が漏れるのだが。


 先ほど蘭のお尻に触れた時よりも、声音の方が荒々しい物ではなく。


 甘え声音へと変化しているから。


(よし!)と。


(やったぁっ!)と思う俺だよ。


 これで蘭の御機嫌が直ったかな? と。


 俺は思うから。


 今度はさり気なく、蘭の爆乳!


 そう、このメンバー達の中でもだんとつに大きい。


 いつでも、どこでも、どの状態でも平気に、パ〇ズリが可能な、蘭のオ〇パイをタッチ! モミモミすれば。


「もう、いや~ん。和也は辞めてぇ~、本当にくすぐったいから~」と。


 本当に今の今まで不機嫌だった蘭の顔にも笑みと、声色の方も甘え声音に変わったから。


 俺はホッ! として安堵!


 蘭の頭を優しく撫で、ヨシヨシをしていると。


「和也、汚いよ~! 蘭ばかり~! 私も可愛がってよね~! 約束が違う~」と。


 志乃がきてから大変に大人しくなった沙紀の奴が。


 自身の頬を可愛く、フグのように膨らませながら不満を漏らしてきたのだが。


 俺は別に沙紀の奴と何の約束もしていないと言うか?


 沙紀、お前! 俺の命令は何でも聞く、御人形さんになるから許してくれと。


 俺に言わなかったけぇ? と。


 俺が逆に不満を漏らしたいところではあるのだが。


 沙紀も蘭共々寂しい思いをさせたので。


「ほら、沙紀! お前もくるならば。こいよ!」


 俺が手招きしながら呼べば。




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