第268話 いざ! 安芸の宮島に出陣! (3)
「ああ~。宮島の鳥居だぁっ! 鳥居が見える」と。
沙紀がフェリー中ら小さな子供のように、歓喜しながらはしゃげば。
「ああ、うち、動画撮っておこう」
「ああ、うちも」
「私も宮島の鳥居を撮っておこう。あとでT○kToKに投稿するためように」
幸が呟けば。
カチカチとスマートフォンで写真を撮っていた加奈が。
スマホで写真を撮る行為を辞めて、手を止め。
「幸ちゃんはT○kToKをやっているんだ」と。
加奈が問うから。
「うん」と幸は頷く。
「幸ちゃん、T○kToKって視聴の方は回る?」
加奈が首を傾げながら問えば。
「う~ん、どうだろう? 私T○kToKしか投稿していないから良く解らないなぁ?」
幸が天を見上げながら、自身の顎に指を当てつつ。
考える人になりながら加奈へと言葉を返せば。
「加奈ちゃんは何かやっているの?」と。
JRの汽車痴漢、痴女事件から、急に加奈や絵美に対しても、以前よりも親密敵と言うか?
フレンドリーになった翔子が、フェリーから見える、安芸の宮島の美しい朱色した鳥居を写す行為を辞め。
加奈へと問えば。
「私はイ○スタグラムをやっている」
「へぇ、そうなんだ」
「うん」と加奈がまた頷けば。
「加奈ちゃん~?」
「ん? 何、翔子ちゃん?」
「今はイ○スタのリールや写真投稿よりも、T○kToKの方に沢山動画や写真を投稿すれば視聴数が上がると思うよ」
「えっ! そうなの?」
「うん」と翔子が頷くから。
俺が「何で?」と、尋ねると。
「T○kToKのはイ○スタみたいに写真とリールが別れていなし。Y○uT○beみたいに国別に別れてもいなし。横動画は加工しないと視聴があがらないと言うか? 加工動画を作っても、アニメやマンガ、ライトノベルに書かれているように、安易は回らないし、フォロワー千人も中々いかないけれど。あっ、ははは」と笑い。
「他人の悪口は結構視聴があがるけれど」と呆れた顔で説明をすれば。
「Y○uT○beのミニの方は。Y○uT○be自身が割とお勧めに入れてくれるから。毎日諦めずにコンスタントに投稿していたら百や二百ぐらいは視聴してくれるかな」と。
翔子は考える人になりつつ説明をすると。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます