第223話 元カノがこんなにも面倒な奴だとは思わなかった! (4)

 俺の双子の妹の片割れ美智子の奴が。


 隣の部屋から、自身の机をドン! と叩きつつ。


 兄貴の俺へと不満を漏らしてきたから。


「はい、はい。ごめんなさいな。兄ちゃんが悪かったよ」と。


 俺は美智子へと面倒くさそうに謝罪をすると。


 今度は、沙紀以前に付き合っていた彼女達のオ○パイさま達ってどんな感じだったけぇ? と。


 俺は自身の腕を組み、少しばかり考える人へとなりながら。


「うぅ~ん、うぅ~ん」と呻ってみるのだが。


 やはり自身の遠いい過去の記憶を手繰り寄せてみても。


 多分、こんな感じじゃ、なかったかなぐらいしか?


 俺は思い出せないから。


「まあ、仕方がない。諦めよう」と思ったところで。


(う~ん、何だか、俺の身体が火照ってきたような気がする?)と思えば。


(何だか俺、急に乳が恋しくなってきたな)と思い始めると。


(や、やべぇ。俺の下半身……。頼むから落ち着け。落ち着いてくれ。今日は堪えてくれ頼むからぁ~。お願いだぁ~)と。


 俺は情けなくも、蘭と加奈のオ○パイさまを思い出してしまい。


 自身の身体を火照らしてしまう。


 だから自分一人で頑張り。


 処理をするか?


 しないか? を思案し始める。


(うおぉ~! うおぉ~!)と。


 自身の頭の中で絶叫を上げつつだ。


 声を大にして叫べば。


 俺の隣の部屋で勉強をしている。


 美智子の奴から俺はまた怒声を浴びるようになるから。


 自身の頭を抱えても。


 俺は声だけは出さないように耐え忍んだ。


 ピィ~ン、ポ~ン!


(……ん? 誰だ?)


 俺が自身のベッドの上で。


 自分の頭を抱えながら無言で。


 ベッドの上で、芋虫みたいにのたうち回っていると。


 家の玄関のベルが、チャイムが鳴った。


 だから俺は誰がきたのだろう? と思いつつ。


 自身の首を傾げるのだが。


 ラブコメ仕様の物語では。


 こう言ったパターンでは。


 よく主人公の家にヒロインの一人が、遊びにくると言ったパターンが多いいのだが?


 もしかして、そんなことはないよね? と俺は思いつつ。


 近所の由美辺りが暇だからと。


 家に遊びにきたら。


 俺はマジでやばいぞ!


 男の理性を押さえきれなくなるかもしれん!


 あいつ、由美の奴は。


 俺への甘え方が以上と言うか?


 魅惑的だからマジでやばいぞ! と思う。


 俺だった。


 ◇◇◇






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る