第222話 元カノがこんなにも面倒な奴だとは思わなかった! (3)

 それも自分のことを棚投げにしながら。


 牧田の強引過ぎるお誘いに対して、ちゃんと断ることができないアイツ。


 沙紀のことを俺は遠目から様子を窺う度にイライラと。


 そう要求不満の男達のように。


 自身の性欲の対象者を。


 他の男に盗られそうになっているから。


 俺はどうやら苛ついているみたいなのだ。


 と、なれば?


 俺って本当に情けない奴……。


 どうしようもない奴だと。


 俺は自戒しつつ思い始めると。


「あっ! そう言えば沙紀の奴は。今日は、牧田や翔子、幸、バスケ部の連中らとカラオケにいくとか、言っていたよな……」と。


 俺はm自身の部屋の天井を見詰めつつ、独り語を漏らす。


「……じゃ、そろそろ、沙紀の奴は。牧田に自身の部屋に遊びにこないか? と誘われるだろうなぁ? じゃ、ないか? 俺ならば絶対にここまできたら沙紀の奴を部屋に誘い。押し倒して、強引にしてしまうだろうな……」と。


 また俺は独り言を呟けば。


 少しばかり「う~ん」と呻りながら悩み。


「……今日のカラオケの内容が大変によい雰囲気で終われば。沙紀の奴は。そのまま牧田の奴にお持ち帰りをされるかも知れないな?」と思い呟けば。


「……沙紀の奴は何だかんだと言いつつも。普通の娘よりかは。俺とアイツの元彼とが、沙紀の恥じらい。羞恥心と言う奴を破壊しているから。他の男に対して、自身の裸体を魅せることに関しては。余り戸惑いはなく。魅せるし、触らすし、握らすだろうなぁ……」とも呟き。


(そう言えば俺、沙紀の奴をここで強引に押し倒したんだよなぁ~)と思えば。


 俺は部屋の中を見渡し。


 そして終われば。


(俺、沙紀の奴と何処までしたんだっけ?)と。


 ふと何かを思い出したかのように。


 自身の過去……。


 もう既に、俺にとっては遠いい過去の記憶となっているから手繰り寄せても。


 以前山下や直人に説明をした通りで。


 俺自身中々思い出せないと言うか?


 俺が目を瞑って見えるのは。


 蘭の揉み、握りごたえのある。


 巨大なオ○パイと。


 加奈の少し盛り上がった可愛いオ○パイの記憶しか思い出せない。


 だから俺は「わぁあああっ!」と。


 自身の頭を抱えながら叫ぶと。


「お兄ちゃん、煩い! 静かにしてよ!」と。






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