第214話 高校三年生になれば、元カノのモテ期は未だ続くようです? (8)
「俺さ、医者になれたら。ボランティア活動で海外……。病院へと通うことができないような子供達が沢山いるような国にいって数年間は。ボランティア活動と言うものをして、人の役に立ちたいんだよ。だから俺は付き合う彼女は。日本で数年間、俺が安心をして置いておけれるような奴じゃないときびしいと、言うか? 俺が安心して、海外でボランティア活動ができないから。気の多いいタイプ……。沙紀のようなタイプと付き合うのは。先ず難しいと思う」と。
俺は山下ににへらと笑いつつ、説明をしたよ。
俺はアイツ、沙紀のことを信用していないから。
自身の彼女にする気はないのだと。
それを聴けば山下の奴も。
「そうなんだ」とだけ、俺に告げると。
もうそれ以上は、山下の奴も沙紀のことを庇わなくなった。
だって沙紀の奴は、牧田の奴のことが『嫌だ。嫌だ』と言うわりには。
俺達があいつら二人……。
沙紀と牧田の様子を遠目から見ても二人は。
仲慎ましい恋人同士に見えなくはないからね。
「今日さ、学校帰りに皆でマ○ク寄ってさ。話して帰らねぇ?」
やはりさ、俺の思っていた通りで。
牧田の奴は沙紀が、自分のことを嫌がるわりには好印象のツンデレ娘……。
元彼の俺の手前があるから、嫌な顔をしているだけだと思ったらしく。
翔子や幸。
そして、自分のツレ達。
バスケ部の連中を見渡し。
最後に沙紀を見詰めながら牧田は。
学校帰りのグループ交際を楽しもうと告げてきた。
だから直ぐに翔子や幸の奴は。
「うん、行く、行く」
「行くに決まっているじゃない。牧田君」と。
沙紀よりも先に牧田へと誘われた翔子と幸の奴は。
超御機嫌と言う奴で大喜び。
歓喜の声を上げ。
牧田のマ○クのお誘いをあっさりと承認するから。
牧田のツレのバスケ部の奴等は。
遠目から見ても歓喜だよ。
だって牧田が狙っているのは、沙紀だからと知っているから。
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