第202話 高校三年生になれば、モテ期の元カノが更にモテ期に? (27)
「はぁ~。そんなことを私がする訳ないでしょう。する訳がぁっ! この間も廊下で言ったわよねぇっ! 和也に私が泣きながらぁっ! 前の彼氏と〇〇〇はしていないってぇっ! 言ったはずだよぉっ! ……なのに何で? 私が前の彼氏と〇〇〇したと言うことになっているのよ。〇〇〇をー!」と。
沙紀の奴グル、ルルルと唸り声を漏らしつつ。
今度は廊下に立たされた時のように。
沙紀の奴は、エンエンと泣かずにちゃんと。
俺へと不満……と、言うか?
罵声を吐いてきた。
まあ、前回とは違い沙紀も泣かずにちゃんと言い返してくる。
う~ん、でもさ、それならば。
何故沙紀は、あいつの親父さんやお袋さんに、殴られる必要性があったのだ? と、言うことになると。
俺は思うから。
沙紀が言っていることは廊下の時と同じで。
あいつの俺への言い訳に対して信用をする気は全くないから。
みなも安心して欲しい。
俺は沙紀の自身の都合のよいうそや、言い訳は信用する気がない。
だから俺は沙紀に。
「沙紀ー! 首が痛ぇから。噛むのを今直ぐやめろぉっ! わかったなぁ、沙紀ー?」と。
俺は沙紀へと荒々しい口調で今直ぐ解放しろと告げ。
「沙紀ー! 廊下の時と一緒で、俺にうそをつくなよ。うそを。本当にお前が前の彼氏と〇〇〇〇〇〇や〇〇〇をしていないのならば。何で沙紀ー! お前はぁっ! 親父さんやお袋さんに。自身の顔に大きな痣ができるぐらい殴られるんだよ。本当に沙紀、お前が元彼と何もしていないのならば。お前の両親も殴らないだろう」と。
俺は下ネタ交じりの罵声を沙紀へと吐きつつ。
ごく当たり前のことを訊ねてやった。
でもね、沙紀の奴は。
今回はそれでも泣かいない。
喚かない。
私が悪かったから許してお願いとも言ってこない。
「はぁ、だって私、パパやママに言い訳もしていなし。ママが私の部屋へと入ってきた時には。私胸だけはブラジャーから出て、曝け出した状態だったし。前の彼氏を部屋から慌てて逃がそうとしたから。ママに叩かれて。パパが帰宅をしたらしたで。私は言い訳をする暇も与えてもらえない状態で、直ぐに殴られたし、蹴られたから。私パパが怖くて泣いて、謝ることしかできなかったそれだけよ」と。
沙紀は相変わらず俺の首を噛んだまま説明をしてきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます