第141話 高校三年生になれば元カノ様もモテ期のようです(10)

 だから俺は沙紀の奴へと直ぐに。


(新宮寺?)と。


 L〇NEを送りつけたよ。


「(……ん? なに和也?)」


 沙紀の奴から直ぐにL〇NEが返ってきたよ。


 まあ、当たり前のことだけれど。


 俺はアイツからL〇NEが返ると直ぐに。


 自身のスマートフォンの画面に。


 自分の指先をタッチだよ。


 プチプチと己の指先を起用良く動かしながら。


 沙紀へと返信するための文章を真心……。


 いや、俺は怒りを込めて制作をしたよ。


 もうそれこそ?


 この場にアイツ、沙紀の奴がいたら。


 俺は多分?


 沙紀のお尻を百回叩く、荒行事……。


 を実行したと思うぐらい。


 俺自身が真っ赤な顔!


 怒りをあらわにしながら文面制作に励んだ記憶がある。


 でっ、俺が怒りをあらわにしながら書いた文面はと言うと?


(新宮寺~、俺今日確か、お前に言ったよな? 俺は来年の春までは。誰とも付き合う気はないと。今日午後に平和公園で説明をしなかったか?)と。


 俺は沙紀へと最初は問いかけの文面を送くり。


(だから俺は、それ以降までは誰ともそう言った深い関係、間柄になる気はない)


 と記載した文面をまた沙紀へと送りつけ。


(それなのにお前~、新宮寺は。俺との約束……。もう別れた二人なのだからお互いの事を干渉しない約束事を破ったな……)と。


 俺は自身の心の中で憤怒!


 呻りながら書いた文面を送りつけ。


(新宮寺悪いのだけれど。今度はストーカー染みた行為をするお前に対して俺が着信拒否をするからな。じゃ、サヨウナラ。バイバイ)と書いた文面を。


 俺はイライラしながら沙紀へと送りつけ。


 L〇NEの沙紀とのトーク欄の右上にある設定を指先に当て、出し。


 馬鹿な俺の元カノへと制裁をしようと試みていると。


「(和也ぁあああっ! ごめんなさい! すいませんでしたぁあああっ! この愚かな私を許してください! おねがいしますー! 和也さまぁあああっ! 愛していますからぁあああっ!)」


 泣き、泣きスタンプと共に沙紀から返信メールが返ってきた。


 だけど俺はすぐさま沙紀へと返信メールを打ち。


(駄目だ! 許さん! お仕置きだべぇ~!)


 怒り、怒りスタンプと共に送り返すと。



(お願い)


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