第140話 高校三年生になれば元カノ様もモテ期のようです(9)

 自身のズボンのポケットからスマートフォンを取り出し画面を見れば。


【沙紀】と書かれたL〇NEのメールが届いているのを確認した。


 だから俺は(またこいつ何だ? 何のようだ! 本当にこいつは俺のストーカーにでもなるつもりなのか? う~ん、マジでウザイな沙紀の奴は……)と苦々しく思いながら。


 沙紀からきたL〇NE のメールを確認すれば。


 まさに俺のストーカー染みた事を書き込んで。


 L〇NE にてメールを送りつけてきたのだ。


 沙紀の奴はね。


 でっ、その内容と言うのがさ。


「(和也~♡)」と最初に書かれていてさ。


 沙紀の奴が次に書いて、送ってきた台詞はと言うと?


「(美和ちゃんと美智子ちゃんが由美ちゃんの家にきているかな? (笑))」と。


 俺にL〇NE にて問いかけてきたのだ。


 だから俺は沙紀へと速攻で。


 自身の指を器用よく使用して文面を打ち。


 沙紀の許へと。


「(新宮寺、何でお前が由美の家に美和と美智子の二人がきているのを知っているのだ?)」と問う文面を送りつけた。


「(ん? なんで私が由美ちゃんに。美和ちゃんと美智子ちゃんがいるのを知っているかだって? (笑))」


 すると沙紀の奴からこんなふざけた文面が届いた記憶がある。


 でも沙紀の奴のふざけた文章はこれだけでは終わらず。


「(それはね、和也? (笑) 私が美和ちゃんと美智子の二人に和也の様子を見てきて欲しいと。泣き、泣き、マークを入れながら嘆願をしたからだよ。(笑) もしも和也が由美ちゃんの家に上がり込んで、部屋にいるようならば。二人が変な関係……。大人の関係にならないように監視して欲しいし。いざとなったら和也を強引に自宅へと連行して欲しいと嘆願したんだよ)」と。


 沙紀の奴は俺宛のL〇NE の文面に泣き、泣きマークを入れた長文まで送ってくる。


 まあ、ふざけた行動……と言うか?


 あいつ、あの馬鹿は、俺の双子の妹までも。


 自身の方へと取り込み、仲間にして。


 元々彼の俺を監視する不届き千万へとでてきた。



(お願い)


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