第119話 高校三年生になれば、こんな噂も立つよね? (17)
だってさ、自分の元カノを寝取られ、NTRされたから仕返しにいった。そして返り討ちに遭った。遭ってしまったと。一昔の恋愛シネマやドラマみたいな恥ずかしい事をしたなど口が裂けても言えないし。
竹内君に喧嘩、タイマン勝負を売ったのは俺だしね。それにさ、皆も覚えているとは思うけれど。
竹内君自体は一度仲間達に諫められて、俺を殴る行為を辞め、タイマンを終わろうとしたのにさ。俺がその隙を付き──自分なりのケジメを彼にとったのが。そもそも俺の救急車転送──入院の原因へとなった訳だから。
竹内君が悪い訳ではなく俺が原因……。
それに俺もヤンキーをしていた頃は、自分なりの意地もあったから不良していた頃は他校に喧嘩を売りにいったり。広島の繁華街八丁堀のゲームセンターなどで他校の奴と喧嘩になり袋叩きに遭っても。その都度警察に報告、チクルよぅな事はしなかったよ。お互い様だからね。
お互い勝つ時もあれば負ける事もある。
もう、それこそ?
昭和の終わりから平成の最初頃に学生達や若い青年達の間で流行り。バイブルにもなり。映画、アニメもなった【ビー・バ〇プ・ハ〇スク〇ル】の映画みたいにさ、広島の流川、新天地公園、本通り、サンモール、女子高付近等で他校の奴らを本気で追いかけたり。滑って転げる程の勢いで逃げたりした事も多々あるけれど。
それもみなお互い様だから負けても警察に通報、ちくると言う事はなかったよ……って、一度だけあるわ。(笑)
ポリボックス、交番の前迄逃げて──。交番の前から。
「わりゃ、あああっ! くるならきてみぃやぁっ!」と。
自身の両手を使用して、『カモン! カモン!』、『ほら! かかってこいよ!』とジェスチャーして、相手が呆れ返り、帰宅をするのを待った事があるよ。ツレ達と一緒にね。(笑)
でも今の善良でヲタクの理系高校生の俺だから喧嘩等する事は無いし。相手から理不尽に絡まれる。喧嘩を売られれば。もうガキでない俺だから直ぐに警察に報告──。
『お巡りさん! お巡りさん! 助けて! お願い!』と、
でもあの時の俺は本当にナイフみたいに尖がっていたからね。いくら自身の顔の形が変わる程殴られても警察を頼るような事はしなかった、から、あいつ……。
(お願い)
レヴュー・星・感想・ハート等を軽い気持ちで頂けると励みになりますのでよろしくお願いしますm(_ _"m)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます