第88話 (第3ルート完)高校三年生になればこんなお別れもあるとは思う? (18)
コイツ、沙紀の奴は春の大型連休に入る前の俺の様子……。
そう、コイツと付き合っていた頃のような一人の女性、彼女だけを見ながら日々を過ごしていた固い俺ではなく、学園内でヘラヘラと笑いながら同級生、後輩の女子達と気軽に会話をするナンパな俺に変貌をしているにも関わらず遠回しに以前の関係……。
俺が沙紀に騙され、捨てられる前の関係……。寄りを戻したいと告げてくる。
でも今迄俺が何度も愚痴を漏らし、決意をした通りで沙紀との元の関係には戻る気は全くない。
だって俺を騙し別れて直ぐに自身の身体を許す……。
それも俺に結婚初夜にくれると言っていた乙女の純情を付き合って間もない彼氏に安易に捧げた上に。たかが両親に彼氏との肉体関係がばれて殴ら、別れるように告げられて安易に別れるような尻の軽いビッチ、セフレ女と俺は再度お付き合いをする気はさらさらない。
だからここで、この場で沙紀にははっきりと断りを告げる方がいいと思う。
アイツ自身がいつまでも安易に元鞘に収まる事が可能だと思い続けるのもよくないと思う。
これからの高校生活最後の一年を過ごしていく中での、俺達二人の再出発を考えるとお互いが別の好きな人を作り高校三年生の学園生活を楽しむ方が良いと思うのと。
沙紀の奴はこれ以上自身の身体に傷をつける安易な行動、行為を辞めて、自身の大事な物を捧げた、愛する元彼の許へと戻る方を務めた方が絶対にいいと思う。
その方が沙紀も幸せになれると思う。
でっ、ないと?
あいつ、俺の事を二度も、三度も騙したあいつ……。
俺が中坊の時に付き合っていた年上の彼女みたいに誰にでも安易に身体を許す本物のビッチ女に陥ってしまうから沙紀は元彼との寄りを戻せるように思案をした方がよいと思うから。
「いいや、それでも無理だ。無理だよ。俺を騙し別れた上に、父親に大きな痣ができる程殴られるような行為を男と平然とした新宮寺の事を俺は安易に許す気はないから。俺は君の事を二度と【沙紀】と呼ぶ事はない」と。
俺は沙紀にはっきりと告げたよ。他人の物……。俺にくれると言っていた大事な物を別れて直ぐに安易に捧げた沙紀の事を俺は許す気はないし。この手のビッチ女に振り回される高校生活……。
そう、仮に沙紀と元鞘に収まり。俺がコイツに情が入ってしまい。
俺の今後の人生をこのビッチ、セフレ女に振り回される余生を過ごすのはいやだからね。
(お願い)
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