第77話 (第3ルート完)高校三年生になればこんなお別れもあるとは思う? (10)
まあ、本当にあいつの彼氏のように見詰め、見届けていると。
「……これとこれにするよ、和也。どう思う?」と。
蘭は自身の華奢な掌でピンクとスカイブルーの色をした優艶な下着の上下を握り俺に見せながら嬉しそうに微笑みかけ再度俺に訊ねてきた。
「う~ん、いいんじゃないか? 俺も蘭にはよく似合うと思うぞ」と。
俺自身もあいつの彼氏のように振る舞いながら照れ恥ずかしがる事もしないで微笑み返しながら言葉を返した。
まあ、返したんだよね。でもさ、思春期、多感な時期の少年である俺としては蘭が選んだカラーの下着も悪くはないのだけれど。
実は黒や赤の大人っぽいカラーの少しばかり透けて見えるようなタイプがいいな~、あっ、はははっと、思っていたのだけれど。
あのような官能的な下着を着衣して学園へと登校をする訳にもいかないだろうから。
まあ、無難に蘭が握りしめているカラーの下着になるよなぁと、俺は思いつつも『チラリ』だよ。
スケベで多感な時期の俺はどうしてもあの二つのカラーに対して昨日は未練が残ってしまったんだよね。
俺自身はあいつが着衣をしている姿をスケベ心で妄想する事は可能だけれど、リアルで見る。拝む事は不可能なのに何故か昨日の俺はあの官能的な下着に未練が残ってしまい。
「蘭?」
「何、和也?」
「そこの黒と赤の下着があるだろう?」
「うん、あるけれど。和也どうかしたの?」
「その二つさ、蘭に良く似合うと言うか? 俺の趣味と言うか? どう言ったらいいだろう」と。
俺は頷くあいつに対して自身の顔と耳を紅潮させながらしどろもどろと、何が言いたいのかわからない言葉を告げた。
あいつの彼氏でもないのにね。
でもさ、蘭も理系の賢いJKの少女だからね。直ぐに俺の想いを悟ってくれて。
「う~ん、うちもね、店内を回っている時に和也がやたらと気にして黒と赤の下着をチラチラと見ていたのは知っていたのだけれど。和也と二人きりでデートの最中とか、沙紀達とショッピングへと出掛けている時ならば着衣をする事は可能だけれど。学園では流石にね。階段の上り下りで他人に見られると恥ずかしいから」と。
蘭は苦笑いをしながら俺へと説明をしてくれた。
そんなあいつに俺は、「じゃ、蘭。俺がお前にプレゼントしてやるよ。それならばいいだろう? お前の財布に負担がかかる訳でもないから」と、少しばかり怪しい人物、変態染みた中年のおじさんみたいな事を言ってしまったよ。
だから俺は昨日は流石に不味いかな? と思ったから。
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