第73話 (第3ルート完)高校三年生になればこんなお別れもあるとは思う? (7)
「うん、大田、別にいいぞ、と言うか。俺ア〇メイトにいって購入したい物があるから。もう既にアトムに乗って本通り駅へと向かっている(笑)」と。
俺はL〇NEメールに文字を打ち込み大田へとメールを返せば。
「(えっ! 嘘~!)」と泣きマークのスタンプが大田から直ぐに返ってきて、
「(山田、うちも今から直ぐに行くから。サ〇モールの前で待っていてお願い)」と。
大田から両手を合わせたスタンプと泣きスタンプのセットと共に変身メールが返ってきたからね。
俺はサ〇モールの前にあるお菓子屋やすもりの前で大田の姉御を待っていると言う訳なのだ。
特にさ、今回の元カノ新宮寺との別れた後の心傷した俺を慰め、労ってくれて、こんなにも元気にしてくれたのは大田のお陰だと言っても過言ではないから。
俺自身も大田に買い物に付き合って欲しいと嘆願をされれば断る訳にはいかない程恩にきているから。
「フンフン」と俺は鼻歌を口ずさみながら大田の姉御を待っていると言う訳でね。
あいつ、大田の奴は未だサ〇モール前へと到着するのは未だ時間がかかりそうだから。
(う~ん、やすもりの店内に入ってお菓子でも購入しようか?)
俺が自身の脳裏で思い。踵を返せば。
「山田~、お待たせ~」と。
俺の肩を叩きながら大田のいつもの明るい声音での台詞が聞こえてきたから。
俺は後ろを振り向けばそこにはいつもとは様子が違う大田……。
そう、いつもの活発なあいつ、大田とは違う容姿……。薄化粧をした上に、女子大生のお姉さん達みたいな大人のファッションをした大人染みた麗しい大田の姿があるから。
豆鉄砲を食らった鳩のように驚愕した俺だったのだ。
◇◇◇
(お願い)
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