第72話 (第3ルート完)高校三年生になればこんなお別れもあるとは思う? (6)
「今日は〇パの誕生日~♪」と。
本通り商店街の歌を小さく口ずさみながら広島サ〇モール前にあるお菓子屋やすもりの前で本通商店街──アーケード内を歩く人の流れを凝視しながら待ち人来るのをしている俺なのだよ、と説明をしたところで。
『……ん? 山田君、君は大変に御機嫌が麗しいようだが一体誰を待っているのかな?』と。
皆は俺に訊ねたくなる衝動に駆られると思うから簡易的ではあるのだが説明をする事にすると告げれば。
う~ん、実はね、先程最寄りのアストラムラインの駅から乗車した俺なのだが、アトムに乗るなり。
〈ブルブル〉と。
マナーモードにして自身のズボンのポケットに入れていたスマートフォンのバイブレーションが震え。
『おーい! 和也! L〇NEにメールだぞ! メールがきたから確認をしろよ! さぁ、早く!』と。
車窓から外の流れる景色を呆然と見ていた俺に急かすように告げてくるから。
(ん? 誰だろうメールの相手は? もしかしてまた由美の奴かな? あいつ今度は何の用だ?)と俺は思いつつ自身のズボンのポケットに手を入れスマホを握ると慌てて取り出し、画面の表示を確認すると。
「(山田今日は夕方から塾だよね?)」と。
大田の奴から俺のスマホへとL〇NEにてメール文がきたから。
「うん、そうだけれど。それがどうした?」と俺は大田へと文字を打ち込み返信メールを送るとね。
「(山田、もしも暇ならば早めに本通へと出てこない? そしてもしもで良いんだけれど。私の買い物に付き合ってくれないかな?)」と。
大田の奴は可愛いキャラクターのスタンプと共に俺へと返信メールを送ってきたから。
(お願い)
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