第67話 高校三年生になればこんなお別れもあるとは思う? (1)

『和君も新宮寺先輩の元彼氏の人と何も変わらないじゃん。なのに、他人の事ばかり気になってあの男の人に好き放題言っていたけれど。絵美先輩の件に関しては和君もあの男の人と一緒でなのに何故、他人にばかり文句を言うの? それって絶対に可笑しいよ』と。


 一昨日の午後夕暮れ前に、子供染みた行為、行動を荒々しくおこなった俺に対して幼馴染の由美がね。自分の事は平然と棚上げするどうしようもないの俺へと、今にも泣きそうな顔、悲しい声音で諫め、我に返し。過去の事を思い出すきっかけをくれた。


 だから俺はその時に自身の脳裏で、


(えっ! もしかして絵美は、俺と未だ別れたとは思っていないのかもしれない?)と思い。


 そう言えばこの間、家の母さんが絵美とあった時に『お母さん』と未だ呼ばれたから正直驚いたと言っていたのを思い出した。


 だから俺は絵美とも幼馴染なる由美の罵声に対して言い訳を返す事もしないで素直に。


「ごめん、俺が悪い。悪かった」とだけ俯きながら告げ謝罪をした。


 でっ、その後もアニ〇イトに行く事もしないで山本を近くの路面電車の停留所へと連れて行き別れると。


 由美と二人で帰宅の途につく。


 それもアストラムライン内で和気藹々と二人で楽しく、『由美~♪』、『和君~、愛している~♬』と楽しく乗車して家へと帰るのではなくて無言で帰る。


 俺の頭の中では、

(絵美の奴は元気なのだろうか?)、

(俺と二年間逢っていないけれど。絵美の奴は寂しい想いをしていないだろうか?)、

(あいつ学校で友達と上手くやっているのかな?)など考えながら家へと帰宅する。


 だから俺自身は、その日の夜からや、アイツの大学生の元彼の顔や痣、腫れの事。


 アイツら二人が何処までの深い関係になったのだろうか等、俺自身がうじうじと女々しく考える事もしないですんだくらい。俺の元カノ絵美の事ばかり没頭しながら考えてしまった。



(以前のように沢山の文章を書く事はできませんが、少しづつ二章の改修版を投稿していくのでお暇な方はよろしくお願いしますm(_ _"m))


(お願い)


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