第6話 4 安定、形成、継続

■テーマカラー:ブルー


 「4」は「安定」や「固定」を象徴する数字です。

 四方位の東西南北、四元素の火水風土、四季の春夏秋冬、感情の喜怒哀楽、四行詩の起承転結、状態の生老病死など、現実世界を創り上げるための基礎を固め、物事や構造やシステムの土台、礎となる数字です。

 そのため「実際的」「実現性」を表す数字でもあります。


 「4」は時間も表します。この世界は三次元に「時間」を加えた四次元の時空間ともいわれます。現実を見つめる手段として「時間」はとても大切です。

 そこにも「4」の規則性や「客観性」や「秩序」が見いだせます。


 四輪、四足、四角のものが最も安定するように、大地に根ざしてどっしり構える「安定感」を意味します。

 「四角」の中でなにができるかということを、現実に考えていける数です。そういった意味で「4」は「現実的」で「具体性」があり、とても「建設的」です。


 また「4」は「安定・固定」を意味することから、「物事を安定させる」「きちんと形にする」「コツコツ継続していく」「実力を養う」という「堅実」な役割と「管理力」を象徴します。 


 さらに「揺るぎない堅固な様子」「確固たる信念」「守られている安心感・安全」などの意味もあります。

 そういった堅さがありますから、「真面目さ」や「抑圧的」「制限」といったイメージが連想されるでしょう。

 地道になにかをしていく、コツコツと積み上げていく勉強家であり、ルーチンを好む、いわば「保守的」な役人のようなイメージです。

 意外なところでは「4」のルーチンを好む性質が悪いほうに働き、アルコールやギャンブルにハマりやすい傾向があります。


 安定したところに身を置きたいという願望があります。

 そのため、何かに所属していたい意識、つまり大きな会社に入りたいとか、公務員になりたいといったような願望を持つ人が多いのが特徴です。

 プラスの面では、「真面目」で「誠実」で「努力家」で「持久力」もあるので、「あの人にまかせておけば間違いない」といったように、周囲の「信頼」を得ることが多いでしょう。


 一方マイナスの面では、「生真面目」なだけに「融通が利かない」「頑固」な面があります。また、打算で動いてしまったり、疑い深かったりするところもあります。

 なかなか「人に心を開けない」傾向のため、人からは「心が狭い」人だと思われてしまうことも。



 どれかひとつを選ぶという判断ではなく、バランスを大事にしようとする要素があります。突出せず平均的や安泰であることを望みます。


 一方リスクを冒したくない、今の場所から飛び出したくない、変わりたくない、絶対に失敗したくないという意味を強く含んでいるのです。


 喜怒哀楽を見せないほうで、自己主張もあまりしませんが、心に熱い思いを秘めている人は多く、地道な努力で夢を叶えていく人も多いでしょう。



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