第5話 3 子ども、創造、社交性
テーマカラー:イエロー
「3」という数字は相反する二極の「陰と陽」「プラスとマイナス」を結びつけて安定させる役割を担います。
また対立する二極からひとり増えて「3」人になると、そこに社会が生まれるのです。
二極しかないとき、世界は平面で出来ていました。
しかし「3」になるとそこに高さが加わり、立体が生じるのです。
つまり物体が生み出されます。
「創造性」「多様性」が開花し、さらなる発展につながります。
「1」は「男性・父親」、「2」は「女性・母親」で、そのふたつが出会って、「3」の「子ども」が誕生します。
固定観念に縛られない「無邪気」で「楽天的」な子どものように、明るく素直なエネルギーにあふれています。
「子ども」の数字ですから、じっとしているのは苦手で、「笑い」や「リズム」など、「ドラマチック」に人を楽しませる、エンタメ要素を持っています。
「自己表現力」が備わり「話し好き」「知的」「教養」があり「ユーモア」のある人懐こい姿が浮かびます。
また「3」は物事を活発にします。「女三人寄れば
つまり「変化」の可能性を内包した「創造力、クリエイティブ」や「社交性、コミュニケーション」を象徴する数字です。
「3」は奇数ですから、再び「陽」の気をまといます。
「楽観性」や「喜び」というキーワードがそこから連想できますが、「子供っぽさ」が強調されると「気まぐれ」な一面ものぞかせます。
「3」をわかりやすく言うと「自分も楽しく、皆も楽しく」です。
「3」を持つ人は、皆の調整役であり、エンターテイナーでもあります。
だから、自分だけ楽しいと言うのでは駄目なのです。
皆を楽しませるという意味では、「友好的」で「気さく」で「社交性」がありますし、快活で器用な人でもあります。誰とでも仲良くなれる、つまり誰にでもいい顔をしてしまうお調子者の一面もあります。
「調子がよくて無責任」「人当たりのよい八方美人」と見られてしまうこともあるでしょう。
好きな人には積極的に絡んでいくので、周囲の人にも誰が好きかわかってしまうほどです。また、褒め言葉に弱いので、うまく乗せると動いてくれます。
このように、無邪気で明るくて楽しくふるまうかわいらしさもある一方で、その場が楽しければいいという調子のよさがあります。
「第三者」という言葉からもわかるように、当事者ではない概念も表します。このことから「中立」を表す数だともいえます。そこには「自分は関係ない」という意味も読み取れ、関係がないことに責任は生まれないイメージも浮かんできます。
裏を返すと快楽的であり、責任を取りたくないという面もあります。
ですから、調子がよいときはノリノリで物事を進めても、調子が乗らないときは逃げてしまったり、肝心なことが決められなかったり責任転嫁したりすることもあります。
皆を楽しませたいということは、ある意味ではあまり自分は目立ちたくない、自分を前面に出したくないということでもあります。
その場の気分で発言してしまって、人を傷つけてしまうこともあります。
楽しい雰囲気になると、つい調子に乗って余計なことを言ってしまうのです。
あるいは、人の秘密をついしゃべってしまうなど、口が軽い傾向があります。
デリカシーがないともいえる失言が多いのも特徴です。
裏の意味としては、破壊や混乱。「セックス」や「男性性」を暗示しています。
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