第10話首を洗って待っていろ
『聞こえる、あきら? 次元空間移転装置はどうだった?』
「ダメだったよ」
『そう……、大丈夫。遠く離れていても私の心はあきらの幼馴染恋人のままだよ、あんっ』
「身体はどうしようもないほど違うけどねぇー」
『仕方ないよ。あなたは地球、私は異世界。どうしても肉体は違う場所に……ンンッ、ヤマト、最近、激しいね? 交信が残り少ないから? アンッツ いいよ……、わかってる。何度でも……交信、試そうね? 2人で、親友に……アッツ、アッツ』
「なんだかなぁー」
『……心は一緒でも身体が離れたら近くの温もりを求めるの。人はそうやって生きていくんだよ。遠距離恋愛の破局率がどうしようもなく多いのも、遠距離恋愛中の浮気率が30〜40%であることを高いとみるか意外と低いとみるか、人によって違うの』
「うんうん、意外とじわりとくる話をぶっ込んできたね? そもそも浮気しない人はしないし、する人は最初からするよねー」
『えへへ……、ぶっ込んじゃっ……ンンッ、ヤマトが俺もぶっ込むぜ、とか言って激しく……ンンッ!?』
「あ、そうそう。次元空間移転装置はダメだったんだけどさー。その過程で光の伝承者ヨタさんという人に光と闇のオーラについて教えてもらえたんだ」
『それは大丈夫? あきら、銀河の覇権争いに巻き込まれてない?』
「銀河の覇権争いは両方を
『拳!? 拳で解決なの!? ……アンッツ、アンッ、イマ、ダメ、ヤマト! ンンンッツ!』
「拳ついでに次元の壁も光と闇のオーラをまとった超級覇王撃滅次元粉砕拳でぶち壊したから。……だからさ。ゆかり、やまと」
『アッ、アッ、アッツ! あんっ、あんっ、いい、いいのぉおおおお!!!!』
「首を洗って待っとけぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
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