第7話秘密結社?
『この交信が出来てもあと5回が限界……』
「5回もスルんだ? 僕の脳は沸騰しすぎてもう蒸発してると思うよ」
『でも頑張ればあとさらに5回は……』
「いやいや、もう限界でしょ!?」
『ふふ……、ありがと。そうだね、これが5回どころか倍になったらもう……壊れちゃうぅんっ!』
「毎回ブッ込まないと気が済まないのかなぁ〜?」
『そうだよね……、交信のためとはいえ毎回ブッ込むなんて……何、ヤマト? 仕方ないだろ? こうしないと交信が、うっくぅ、気持ちいいって?』
「そこ!? 最後のそこ言わなくて良かったんじゃない!? 軽く僕の蒸発した脳をさらに焼きに来てるよね!?」
『キテル、キテルよぉー、あぁぁ……』
「そのキテルじゃない!」
『ところで……今日はあきらはナニしていたの?』
「なにがナニに聞こえる僕はもうどうにかしてしまったのかもしれない」
『あきら?』
「ああ、うん。今日は世界を支配する秘密結社をぶっ潰して来たよ。最後は僕の超級覇王延命拳で世界破壊光線を総司令官ごと打ち返しておいた。1000万年に及ぶ長き戦いもこれで終わりだ」
『あきら? 総司令官はぶちのめして良かったの? あと人の歴史はせいぜい100万年だよ?』
「総司令官はセクハラパワハラ野郎だったからね。それに人の歴史が100万年というのは真実を隠すための……おっと、誰か来たようだ」
『出てはダメ! それに出てはダメよ、あきら!!』
「な、なんだキサマら! ハッ! もしかして今日壊滅させたショッ……」
『それ以上はダメぇぇ!!!』
「ぐわぁああああ! 僕を改造人間にする気か! そんなことしても僕の熱い情熱は……やめろ! 幼馴染寝取り小説なんか朗読するな! 僕は、僕は信じないぞ! 信じないんだァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
『あきらぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ……あっ、ちょっと、ヤマト! こんなときに興奮しないで? こんなときだから余計に? もう、しょうがないなぁー、あっ、ちょっ、あっ、ああっ! アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』
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