そもそも、HSPって?
HSPって?
ここでは、HSPについて深く触れていこうと思います。
HSPは、いわゆる「敏感さん」だとされています。様々な刺激に弱く、普通の人間があまり気にしないものに関しても強く反応してしまうなど…症状は多岐に渡ります。
また、そうした刺激の他にも「人を観察してしまう」・「人の顔色を過剰に気にする」ということも挙げられます。朝の通勤電車でイライラした人を見たり、買い物で子供に叱る親の声を聞いたりすると、なぜか矛先が自分に向いているのではないかと心配してしまう。
そして、学校では友人の顔色を窺い、つい自分の本音が言えないまま日々を過ごしてしまう。そんなこともHSPの人の特徴のようです。
私の場合は、小さい頃から音に敏感で、ざわざわとした人混みや、大きなBGMの掛かった商業施設が苦手です。また、近くで大きな声を出して話をする人や、イライラした様子の人を見ると、自分のイライラしているのかもしれないと思い、怖くなってしまいます。上記で挙げたような事例も、経験したことがあります。
そんな「敏感さん」であるHSPですが、なんと5人に1人だと言われています!
実は、この症状をHSPだと知ったのは最近なのですが、今思えばHSPの症状は数年以上前からありました。学校では、先生や友人の様子を常に見ながら行動し、自分の意志ではなくても、誰かから褒められるような行動を心掛けていました。家では、親の様子を観察し、やりたくないことでも先に終わらせるようにしました。
当時、私は自分がHSPだと気づかなかった時点でも、毎日のように疲れていました。中々「本当の自分」を出せず「嘘の自分」を周りに見せているような心持ちになりましたし、周りには「嘘の自分」が「本当の自分」だと思われていたので、「実は、こういうことが気になってしまうんだ。」と、言い出せませんでした。
そして、言いにくい理由の一つとして、HSPが病気の一種ではないことが挙げられます。
HSPは、一種の「特性」・「特徴」・「個性」であって、病気ではありません。それゆえ、「こういうことが気になる。」・「こういう症状があって、生きづらい。」と言っても、「それは単純に甘えなのではないか。」と思われるような気がして、言い出せない人もいます。
HSPは、周りにいる誰かが理解し、寄り添わないと、かなり辛い特性なんです。
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