HSPの人の持つ「生きづらさ」。


前回、HSPになりやすい人の特徴や実際の症状などを書きましたが、みなさんはどうだったでしょうか?


ここでは、少し私が個人的に調べて驚いたことをご紹介します。




ズバリ…「HSPは、他の精神系の病気になりやすい。」




以前、HSPは一種の特徴であり、病名ではないことを書きました。

もちろん、HSPは病名ではありません。「敏感で、音や声に過剰に反応してしまったり、気にしすぎてしまう」といった、一種の「特徴」です。


しかし、HSPの特徴がみられている人は、他の精神系の病気になりやすいのだそうです。


例えば、「うつ病」。

HSPの人は、常日頃から周りの意見に流されたり、人の機嫌を伺いがちです。しかし、周囲の人間はHSPの人に対して「いい人だよね。」と単純に判断してしまったり、「もっと自分らしく楽しく生きてもいいのに。」と安易にアドバイスをしがちです。


実際、私も同じようなアドバイスや意見を友人や親に言われてきました。「そう過ごして人生楽しい?」・「もっと楽にしていいんだよ?」という言葉を言われ、「一回、ちゃんと外の世界を見てリフレッシュしようよ!」と言ってくれる人もいました。


しかし、HSPの人がそれを受け止めると、「これからもいい子でいなければ。」・「自分らしく、ってどう生きたらいいの?」と困惑する材料になってしまいます。そして、中には「自分は生きるのが苦手かもしれない。」・「こんな生き方はしたくない。」と自分を見つめ直すことで自己嫌悪に陥り、うつ病を発症してしまう、といったこともあります。



HSPの人は、敏感で気にしてしまう特徴を持っています。

そんなHSPの人を見て、「そんなに悩まなくてもいいのに」とアドバイスをしてしまう人もいます。

その人達も、HSPの人も悪くありません。しかし、どうしても性格や個性の差で、アドバイスが逆効果になってしまうこともあるのです。


HSPは、少し世の中で生きづらさを抱えるのかもしれません。

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