第7話
「ねぇお父さんちょっと話があって」
「なんだよ、あらたまって」
お父さんは驚いていた。私はお父さんに玲音と付き合っていることを話すことにした。
「ねぇ私実はね玲音と付き合ってるんだ。前お父さんが忠告してくれたときにはもう付き合っていて、私はどれだけ後悔しても玲音と付き合うことはやめないと思う。…あ、うんただの現状報告ね。それじゃあ」
私は話し終えて自分の部屋に戻ろうとした。
「玲子!」
と、お父さんが言った。私は振り返った。
「現状報告ありがとな」
と、言った。優しさがしみた。
「坂下家最高」
私はそう思った。
とある休日、私は玲音と話していた。
「成仏してほしくないなぁ」
私がぼそっといったことから話が膨らんだ。
「玲子は俺に成仏してほしくないの?」
「え、いや、別にそんな、」
「ふふ、めっちゃ動揺してんじゃん」
そう話していた。するとお母さんとお父さんが「玲子話がある」
と、いい私を呼び出した。そこには玲華もいた。
「あ、玲音くんもいていいわよ」
「あのね、実はお父さん仕事の都合でイギリスに転勤になったの。でも、お母さんは、家のこともあるしここにいようと思うの。それで1、2年別居生活になるの。でも、お正月とかはみんな日本に集まることになると思うけどあなた達はどっちにいる?あ、ちなみに行くところは首都のロンドンね。いきなりごめんね。だいぶ気もするけど来週までに答えだしてくれればいいからじゃあ」
お母さんにその話を聞き自分の部屋に戻った。
「なぁお前夢とかあんの?」
玲音が聞いてきた。
「うん、美容師」
「へぇーならイギリス行けば?」
私は玲音の口からイギリスに行くことを進めるとは思わなかった。なれているところで暮らすのが一番とか言うと思っていると思っていて驚いた。私は理由がわからず
「え?なんで?」
と、聞いた。すると、
「イギリスって結構美容師になりたくて行く人とかいるらしいし夢追い人にはいいんじゃないのか?」
と、言った。
私はその情報を聞くのが初めてで、その時イギリスに行きたいと思った。今この場所には友達はいない。なら、どこへ行ってもなにもない。なら夢を追ったほうが幸せになれると思った。
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