第6話

私はお母さんに悪霊型なことを伝えることにした。

「ねぇお母さん、お母さんって悪霊型なんだって」


「なにそれ」


「幽霊が見える人って色々な種類があって、普通に見える人と悪霊が見える人と良霊が見える人、ざっくり分けるとこんな感じで、お母さんは悪霊型なのだから幽霊はすべて悪いものに見えてしまうの。実は私も玲華もお父さんもみんな通常型で幽霊が見えるの。」


「え?!お父さんも?!玲華も?!」

お母さんはすごく驚いていた。

「うん、でも玲華は、弱いけどね。でさ、お母さん悪霊型なおさない?」

「え?なおるの?ぜひなおしたい!」

お母さんは食い気味に話している。


「うん、私の隣によくいてくれる玲音っていう幽霊が言っていたんだけどお墓の前でその人との思い出を話すの、したら、霊がお母さんのことをいい人認定するんだって」

「え?!それだけ!よし、行こうお墓!」

すごく乗った話し方で話してくる。そしてお墓についた。


「…よし、お母さん昔はさ、」

と、おばあちゃんのお墓の前でお母さんが話し始めた。そして数分がたった。

「ふぅ、こんなもんかな、よし、玲子帰ろう」

「あ、あのさ、この人見える?」

思い出話を話し終えたお母さんに玲音を指さして聞いてみた。すると

「おぉー良さそうな子ね」

「おぉー!本当だありがとう玲音!」

私はそういった。

「仲良しだねー」

「うん、まぁ」


私と玲音の仲がいいことがお母さんに伝わった。家に帰ると玲華とお父さんが話していた。

「玲華ここにいる幽霊見えるか?」

「うん!」

「こいつはな…」

「へーすごいね!」

すごく仲が良さそうだった。

「ねぇ、二人ともお母さんの悪霊型がなおったの、それで、1つ提案なんだけど玲音をこの家に招き入れていい?」


「おぉ、いい考えだなお父さんは賛成だ」

「えー!いいね!玲音くんって言うんだ仲良くしよー」

「え?!玲華、玲音のことみえるようになったの?!」

「ふっまあね」

「おぉ!いいね!お母さんも賛成!」


「じゃあこれから坂下家の一人としてよろしくね!玲音!」

そんな感じで玲音を坂下家に招き入れることにした。

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