第30話VS国王ラーアイ!!!
「それじゃあ始めるとするかの。」
「そうだな。『力の簒奪』『際限ノナイ愛奪』」
…対象ラーアイ=クローゼンから知力、攻撃りょ……
「『ミフィストリー』、お前に切れるか?」
『力の簒奪』が発動しなかった!?いや、能力を切った?どういうことだ!?それがラーアイの能力か?
「ふっ、やはりいくら強いと言っても所詮はその程度か。」
まずい、なにかしてくるのか?一旦空に避難を……。
「ほう、いつでも空を飛べるのか。それに6つの黒い翼、まさに魔王と言える代物じゃのう。」
「お褒めに預かり光栄だ。ならこれはどうだ?『強欲の化身』『強欲の悪魔』。グリード、やつに魔法攻撃を、打ち終わったらチコルタービーに変化して暗闇を作り出してくれ。マモンは俺と一緒にあいつを狙うぞ。それと やつは何らかの力で能力を打ち消す。俺の予想が正しければその秘密は剣にある。タイミングを見て剣を奪え。その間にもう一度ラーアイに能力を使う。」
「グワッ!」
【了解だ。しかし最高位の悪魔である我の力を無効化とは恐ろしい剣だな。上手く奪って見せよう。それと能力をかけるのはあいつではない。剣に掛けるのだ。】
「剣に?おい、マモン!あ、ちょ、まっ!」
剣に能力を掛けるってどういうことだよ!
「どうやら召喚をしたらしいな。それに空へ飛ばれると攻撃のしようも無いな。どれ、あいつに向かって素振りでもするか。」
【む?なにか飛んでくるぞ。】
「!?くっそ!やばい翼が1枚やられた。それに斬撃も出るのか。あの剣やばすぎだろ。」
「さすがに当たらないか。広範囲の攻撃を剣が出来るわけないな。ふん、しっかり見えておるぞ?」
流石にグリードの攻撃は効かないか。それに魔法攻撃も難なく切り伏せたな。ただ一瞬だけでも能力は掛かってそれを剣で斬り捨てているだけだな。グリードが暗闇をラーアイに掛けた瞬間に剣を奪うしかない!
「今度は周りが暗くなったな。これでは剣を振っても当たらないではないか。」
【!?避けるのだ!ナノハ!】
「ぐはッ!」
くそっ、今度はモロに食らってしまったか。出来ればもう少し後に使いたかったが仕方ない。
「『上限解放』」
さっきまでの傷が嘘のように消えていく。それに体力も回復したようだ。
「さあ、第2ラウンドだ。ラーアイ。」
「ふっ、少し雰囲気が変わったようだがまだわしに勝てると思うなよ?魔王。」
(我が魔王がここまで力を使えるようになるとはな。それに「強欲」と「憤怒」が共鳴しているのか。全盛期の力を使えるようになるとは。一時的とはいえ恐ろしいな。)
グリードが変身可能な魔物はチコルタービー、ハングリーベアー、マジックウルフ、シプティードラゴンの4種類、人間には変身できないようだがラーアイを倒すのには申し分ない戦力だ。
「チコルタービーは暗闇の用意を、ハングリーベアーとシプティードラゴンがあいつに攻撃を仕掛けろ。気を逸らすだけでいい。あの剣には気をつけてくれ。それとマジックウルフはそのまま魔法を打ち続けてくれ。マモンは俺とあいつの剣を奪う。作戦開始だ。行け!」
グォォォォォォォオォオ!!!
グギャャャャァァァアア!!!
「ちっ。雑魚が何体増えようとも効かぬぞ!召喚しかできない姑息な魔王が!」
グァァァァァァァァ!!!
「!?まずいぞ。先に魔法からじゃ!」
あの焦りからするにあの剣は物理攻撃と魔法攻撃両方ともを同時に対応するのは無理みたいだな。グリード達に魔法攻撃の後に素早い攻撃を仕掛けるようにしているからこの隙を見て……
「チコルタービー!今だ!」
キシャァァァアアア!!!!
「また暗闇!?それに感覚が……厄介極まりない能力じゃな。だがこの剣を使えばその程…ど……?」
【我を忘れてもらっては困るな。剣は頂こう。剣は奪ったぞ!今だ!この剣に能力を使え!】
「了解だ!よくやった!『力の簒奪』!!!」
これで終わりだ!ラーアイ。やれ!ハングリーベアー、シプティードラゴン!!!
グォォォォォォォオォオ!!!
グギャャャャァァァアア!!!
「ぐわぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
その瞬間ラーアイの叫び声が響いた。
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週間PV数1000!ありがとうございます!!!!目標は高く!どんどん頑張るぜ!
お読み下さりありがとうございます!
是非、評価等をしてください!喜びます。
拙い文章ですが精一杯頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
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