幕間 勇者たちの行く末2
(side日下夏美)
うぅあんな急に転移するなんて、他に人は居ないのかな?
とりあえず辺りを見回すとすごく大きな城を見つけた。
「うわぁ。すごく大きい。それになんか豪華そうだなぁ。そうだ!あれを目印に進んでみよう。」
そう言って夏美は高くそびえ立つ城へ進んで行った。
「結構歩いたけどまだ誰とも会えてないなぁ。先にお城にはいっちゃおうかな?もしかしたらみんなそこにいるかもしれないし!」
門のところに行くと門番さんが立っていた。
「あの〜すみません。ここを通りたいんですが……」
「ん?あまり見ない服装だな。失礼だがどこから来たんだ?」
「えっと日本から来ました。」
「にほん?聞いたことがないな。もしかしてお告げの異世界人か?」
「異世界人?……多分そうですね。」
「なるほどな、少し待ってはくれないか?」
異世界人ってなんだろうと思いながらも自分たちのことということは分かったのでとりあえず頷いておく。
「遅くなってすまない。確認が取れた。どうやら君の他に今のところ4人保護しているようだ。城に行くと多分仲間に会えるだろう。行ってみるといい。」
「親切にありがとうございます。ところでその4人はいつ頃に着いたんですか?」
「ああ、4人は城の中に召喚されたんだ。まさか外にいるとは思ってもなかったからな、今から他の異世界人も探しに行く予定だ。」
「なるほど、どうもありがとうございます!まずはお城に行ってみんなにあっていこうと思います。」
「おう!行ってらっしゃい!」
親切な門番さんに会えてよかったなと思った。
お城について自分が異世界人だと言うとある部屋に招待された。するとそこには同じ異世界人がいた。
「あ!勝吾じゃん。勝吾もここにいるんだ。」
「お?夏美か?良かった、あんなにクラスメイトがいたのに3人しか会えなくてびっくりしてたんだよ。会えて嬉しいよ。」
「私も!ところで他には誰がここに来てるの?」
「今会っているのは南と城田と檜林だな。そいつら以外にはまだ会っていない。」
「そうなんだ。大丈夫かな?」
「大丈夫さ!どうやら国は全部で7カ国あるらしいから散らばっちゃってるだけだよ。とりあえず他の人が来るまで待っていよう。」
残り35人、みんな無事だといいけど…
「お取り込み中失礼します。日下様に今から我が国王にあって頂きたいのですがよろしいでしょうか。」
「分かりました。…じゃあ勝吾またね。」
「はいよ。行ってらっしゃい!」
********************
「やあ!僕はジャパウム国国王のハルトマンだよ。よろしくね日下ちゃん♪」
「日下夏美です。よ、よろしくお願いします。」
この人が?こんなに若い人が国王様なの?
「ふふ、僕はこれでもかなり長生きなんだよ?丁度君たちくらいの頃に転移したけどね。」
「え?もしかして国王様って………」
「そう!僕は元日本人さ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
長くなりそうなので一旦ここで分けます。
一体後何人名前を考えなくてはならないのだろうか…
お読み下さりありがとうございます!
是非、評価等をしてください!喜びます。
拙い文章ですが精一杯頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
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