【カクヨム作家紹介シリーズ】モブ モブ夫からのメッセージ[第五弾]
「カクヨム作家紹介シリーズ」第五弾です。
このシリーズがここまで続いたのはひとえに宇宙店主様がはた迷惑なメッセージをくれたおかげでしょう。
なぜ、ここでそんなことに言及するかというと、「第四話目にして、『宇宙店主』の四文字熟語の印刷が途絶えた事が非常に不快ですね」という悪質さの低いクレームがあり、それに屈してしまったからです。
ついでなので、宣伝しておきましょう。現在、宇宙店主様はメール友達を募集しております。これを見た方はご自宅にある宇宙店主著の書籍をひっくり返して、個宇宙人情報の記述を探し、お手元の端末で連絡を取ってください。これは推奨でもなければ、要望でもありません。命令です。よろしくお願いいたします。
さて、今回は皆さんご存知のモブ モブ夫さんです。
でも、声が聞こえてくるかのようです。一体、いつ「
そうなんです、みんなが待ち望んでいる「
この物語は、まさにスーパークトゥルフ大戦とでも呼ぶべき内容で、クトゥルフの邪神を呼び出す魔術師、邪神の
クトゥルーファンならずともワクワクするストーリー展開、細部に宿るおぞましくも美しい描写、軽妙で洒脱なキャラクターたち。そのどれもが読者の期待を裏切らないものでしょう。
ですが、このシリーズは【カクヨム作家紹介シリーズ】です。モブ モブ夫さんとは何者なのでしょう。
ていうか、モブって何?
よくわからないので、あの栄誉あるChatGPTに聞いてみましょう。
「『モブ』という言葉は、主にアニメやマンガなどのコンテンツに登場する、背景や群衆などの役割を持つ人々を指します。彼らの役割は物語を牽引することではなく、単にシーンを補完する役割を担っています。また、最近では、ネット上で匿名性を重視する人々のことを『モブ』と呼ぶ傾向にあります。
このように、大勢の中に紛れて自分の存在を主張しない人々が『モブ』に該当します」
どうも矛盾する回答をいただきました。モブ モブ夫さんは作家です。自分の存在を主張しない作家などあり得るのでしょうか。
それが、あり得るのです。モブ モブ夫さんを単体だと考えると、矛盾が生じます。ですが、モブ モブ夫さんを群体だと考えたらどうでしょうか。
モブ モブ夫さんは無数にいるのです。世間に潜み、社会の中で生活し、常に目を光らせています。
モブ モブ夫さんの正体は群衆です。あるいは大衆といってもいい。
逆に問いましょう。あなたは何者ですか? あなたは個を確立させた存在ですか? 自分が何者だと断言できますか?
それができないなら、あなたも
モブ モブ夫とは、世界にあまねく存在する、平凡な自我そのものなのです。
え? 私に個が確立しているか尋ねたいのですか。私が何者か、ですか。
私は……。私の名前は…………モブ モブ夫。
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